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紫耀サイド
医「はーい、上向いて？力抜いてね〜」
廉「んっ…んぐっ…」
医「あとちょっとだからね〜」
鼻の奥をつつかれて涙がポロリとこぼれた。
医「はい、よく頑張りました。」
看「はい、ティッシュ使ってくださいね。」
紫「よく頑張ったな。」
廉「(コクン)……あ、俺、泣いたんと違うからな？？」
紫「大丈夫。わかってるよ。」
さて、次は海人。
さすがに高熱で大暴れした後だからぐったり。
医「はい、お鼻こちょこちょするよ〜」
抵抗する余裕も残ってないらしくされるがまま…
海「んっ…ゲボッ…」
さっき飲んだオレンジジュースが出てしまった…
紫「すみません…」
看「大丈夫ですよ。」
看護師さんはすぐに拭き取ってくれた。
医「はい、おしまい。」
海人、放心状態…
結局2人ともインフルではなかった。
2人とも喘息があるため、もし症状が出たらまた来るように言われた
今のところは大丈夫そうだけど。
家に帰ると和室に布団を2枚敷いて2人を寝かせた。
紫「廉、お粥作るけど食べられる？」
廉「…いらん…」
紫「気持ち悪い？」
廉「…ちゃうけど…食べたない…」
紫「ゼリーなら食べられる？」
廉「うーん…ちょっとなら…」
とりあえず廉には少しゼリーを食べさせ薬を飲ませる。
紫「寝れそうなら寝ときなね。」
廉「うん…」
海人は食べられるかな…？
紫「海人、お粥食べれる？」
海「ん〜…ないです…」
紫「ゲェゲェ出そう？」
海「ない…」
紫「ゼリーは？」
海「ないぃ…」
困ったなぁ…
紫「ちょっとだけゼリー食べようか？」
海「……」
薬飲ませたいから、ゼリーに混ぜることに。
紫「はい、あーん」
海「あー…モグモグ…」
結局なんだかんだで半分くらい食べられた。
2人が寝たのを確認して、俺も昼食。
多めに作ったお粥の残りを食べた。
夜ご飯はうどん。
さすがにまだ食欲ない2人は、2人で一人前の半分を分けて食べたけど、それでも残してた。
俺もうどんの残り半分とインスタントラーメンを食べた。
たまに食べるインスタントラーメンって美味しいよね。
片付けをして、さっとシャワーを浴びて、二人の間に布団を敷いて寝る準備をした。
廉「お兄ちゃん…」
紫「あれ？起きてたの？」
廉「さっき目が覚めた…」
紫「そっか。どうした？」
廉「あんな…なんか…胸がゼーゼーするんやけど…」
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作者名：GEN | 作成日時：2023年12月30日 23時
