廉 体調不良 我慢 ページ25
紫耀サイド
海「ゲホゲホッ…ゲホッ」
紫「海人、しんどいね…。吸入しよっか？」
海「ゲホッ…ゼー…」
ここ数日海人が喘息気味でちょっとしんどそう。
なんとか吸入で落ち着くんだけど、夜になるとまたしんどそうな呼吸がはじまる。
廉「海人大丈夫なん？」
紫「うーん、ちょっとしんどそうだからなぁ…病院連れていこうかなぁ…」
廉「心配やし、その方がええと思う。」
紫「じゃあ今から連れて行くから、遅くなるかもしれないから、廉先に寝ててくれるか？」
廉「わかった〜」
廉に留守番してもらって、海人を病院に連れて行った。
金曜日の夜だからか、救急外来なかなか混んでるな…
海「ゼー…ゼー…」
紫「海人、苦しいなぁ…」
海人の喘鳴がだんだん酷くなってきた…
海「ふぇ…ゼー…ヒュー…ぐすっ」
紫「泣くともっとしんどくなるよ。大丈夫だからな？」
しばらく待って、ようやく診察室に呼ばれると、点滴打たれてそのまま入院することになってしまった。
明日は廉も学校休みだし、朝起こさないといけないわけじゃないし、俺もこのまま泊まるか…
一応廉に電話でそのことを伝えて、1人で寝てもらうことにした。
……
朝、海人がまだ寝てる間に荷物を取りに家に帰ると、まだ早い時間だから廉は寝てた。
起こさないように朝食と昼食のお弁当を作って置いておいた。
そしてまた海人の入院してる病院へ向かった。
廉サイド
海人が喘息で入院してもうた。
お兄ちゃんから電話がかかってきて知らされた。
だから夜は家に俺1人で、ちょっと寂しいななんて思いながら寝たんだ。
目が覚めたら家の中はシーンとしてて、お兄ちゃん帰ってきてないんだなってわかった。
そりゃそうか、海人入院してるもんね。
ゆっくり身体を起こしてベッドから起き上がろうとすると、頭がガンガンしてきた…
廉「痛…」
頭痛い…
それに、なんか喉も痛い…
身体も重たい…
これ…
風邪引いたんかも…
とりあえず水を飲みにリビングに向かうと、朝食と昼食と思われるお弁当が置いてあった。
その隣に手書きでお兄ちゃんからのメモが置いてあった。
『海人の病院行ってくるから、これ食べてね。夜には1度帰ってくるよ』
そっか…
わざわざご飯用意してくれたんや…
でも、正直食欲なんてなくて、なんかとにかくしんどい…
一応熱を測ってみると38.1度。
ちゃんと熱あるやん…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 198人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：GEN | 作成日時：2023年12月30日 23時
