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紫耀サイド
医「じゃあここに座ってください」
紫「海人、座るよ。」
海「はーい」
医「はい、倒れるからね〜」
海「……しません？」
紫「大丈夫大丈夫。」
医「お口大きくあーん出来るかな？」
海「しません？しません？」
紫「見るだけだよ。」
海「あー……」
医「あー、こりゃ痛いね。大きな口内炎が出来てるね。」
海「おしまい？」
医「はい、いいよ。飲み薬出しておきますね。ちょっとお薬塗ってもいいかな？」
海「見るだけ。おしまい。バイバイ！！」
紫「すみません…」
医「はははっ。いいよ、塗らないよ。よく頑張りました。おしまいね。」
海「おしまいね。」
紫「海人、ありがとうございましたは？」
海「ありがとうございましたは！」
医「はっはっは。はい、お疲れ様。」
紫「すみません…」
とりあえず塗り薬と飲み薬を出してもらってそれで様子を見ることに。
歯磨きは嫌がるだろうけどしっかりやるように言われた。
これで早く口内炎が治るといいんだけど…
お昼ご飯は食べやすいように刺激の少ないうどんにした。
紫「海人、おうどんできたよ。」
海「パッチンします？」
紫「パッチンしようか。」
海「はーい」
なんとか食べてくれそうかな。
紫「手を合わせてください」
海「パッチン！」
紫「いただきます」
海「いたーだきます！」
海人は恐る恐るうどんを口に入れる。
少しずつだけどなんとか食べてくれてる。
結局かなり時間をかけてなんとか完食してくれた海人。
海「ごちそうさまでした。」
紫「はい。全部食べて偉かったね。」
さて、薬飲ませないと。
紫「海人、お口痛い痛いのお薬飲むよ。」
海「……おしまい。」
紫「飲まないと治らないよ？お口痛いでしょ？」
海「痛いでしょ？」
紫「頑張って飲もうね。」
海「……飲もうね…」
なんとか薬を飲んでくれて、塗り薬を塗ると、その後はブロックを並べてあそび始めた。
夕方になって廉が学校から帰ってきて、夕飯を食べるとき、相変わらず海人は白米しか食べてなかったけど、夜の薬もちゃんと飲めた。
問題は、歯磨き…
紫「海人、歯磨きするよ〜」
海「やぁー！！！しません！！バツ！！」
紫「痛いよなぁ。でも、歯磨きちゃんとしないと痛いの治らないから頑張ろう？」
海「しません！！ポイ！！バツ！！バイバイ！」
紫「海人〜、頑張ろう。早く治したいね？」
海「治したいね…ひっく…」
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作者名：GEN | 作成日時：2023年12月30日 23時
