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廉サイド
とりあえず学校に来て、そのまますぐに保健室に向かった。
今日はわりと調子いいし、もしかしたら教室行けるかもしれへん。
1時間目はとりあえず保健室で過ごすことにした。
廉「先生、俺2時間目、教室行ってみようと思うねん。」
神「いいと思うよ。でも、無理してない？」
廉「今日は調子いいから大丈夫な気がする。」
神「じゃあ、この時間はゆっくりしてようか。」
なんとなく教科書をペラペラとめくって1時間目を過ごした。
1時間目の終わりのチャイムが鳴ると、急にお腹が気持ち悪くなってきた。
廉「ん…っ…」
せっかく2時間目から教室行こうと思ってたのに…
きっと気のせい…
気のせい…
神「顔色悪いけど、気分悪い？」
廉「ううん…大丈…ゔっ…」
神「大丈夫大丈夫。この容器に吐いちゃっていいからね。」
そう言うと神宮寺先生は背中をさすってくれた。
吐きたくない…
吐いたらまた教室行かれへんくなる…
神「大丈夫だよ。出しちゃいな？楽になるよ？」
いやや…
吐きたくない…
神「大丈夫大丈夫。」
背中さすらないで…
吐いちゃう…
もういやや…
廉「はぁっはぁっ…ゔっ…はぁっ」
神「我慢しないよ？」
もう…だめだ…
廉「げぇぇ…げろっ…ゲボゲボ…ゲェェェ…」
出てもうた…
1度出ると止まらない…
廉「げろげろ…ゲェェェ…げぼっ…」
神「大丈夫大丈夫。上手上手。」
たくさん吐いたら気持ち悪いのは落ち着いたけど…
2時間目が始まるチャイムが鳴ってもうた…
廉「んぐっ…ひっく…ぐすっ…」
神「しんどかったね。」
廉「教室っ…行けへんかったっ…ぐすっ…ひっく」
神「悔しかったね。でも大丈夫。焦らなくていいんだよ。今日は朝から学校に来れただけでも花丸だよ。」
廉「んぐっ…ぐすっ…ぐすっ…」
たくさん吐いちゃったし、たくさん泣いたから、なんか身体がだるくなってきた…
神「しんどいね。ベッドで横になろうか？」
俺は素直にベッドで横になることにした。
気付いたら寝てたみたい。
目が覚めると給食のにおいがしてきた。
勇「あ、目が覚めた？」
廉「はい…」
勇「気分はどう？ちょっと熱っぽいけど、お家帰る？」
廉「…(フルフル)」
勇「1度熱測れるかな？37.5度以上あったら早退しないといけないし。」
廉「はい…」
体温計を渡されて熱を測ると37.4度。
勇「微妙だね。しんどくない？」
廉「…帰らんとあかん？」
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作者名：GEN | 作成日時：2023年12月30日 23時
