廉 海人 ノロウイルス 続き ページ1
紫耀サイド
廉「ひっく…ひっく…ふぇぇぇん」
よほどショックだったのかずっと泣いてる廉。
ここまで酷い下痢なら失敗しても仕方ないと思うんだけどね…
失敗のショックと体調の悪さで感情をコントロールできなくなってるのかな。
紫「廉、大丈夫だからね。あんまり泣くとしんどくなるよ？」
廉「もうしんどいもん〜…ゲホゲホッ…ふぇぇぇん」
そりゃそうだ。
それに、背中をさすってやってるんだけど、なんだか熱いような…
紫「廉、１回お熱測ろうか？」
廉「なんでぇ〜ゲホゲホッ…測らないぃ〜ひっくひっく」
紫「え〜…脇に挟んでピッピするだけだよ？」
廉「しないっ…ゲホゲホッ…ふぇぇぇん」
ちょっとワガママモードかな？
紫「お兄ちゃんが挟んであげるから、ね？」
廉「いやぁ〜ゲホゲホッ…ひっく…」
紫「じゃあ抱っこして測る？」
廉「ひっく…ひっく…(コクン)」
甘えん坊モードだったか。
廉を抱っこして体温計を挟んでやる。
ピピピ…
38.2度。
熱出てきちゃったなぁ…
いや、泣いたからか？
紫「廉、冷却シート貼ろうか？」
廉「いややぁ〜…寒いもんっ…ひっく…ひっく」
え、寒いの？熱上がるやつじゃん。
紫「そっかそっか、ごめんごめん。毛布掛ける？」
廉「(コクン)…あとギューして」
紫「いいよ、毛布掛けてギューするよ。」
海人はぐっすり(いや、ぐったり？)眠っててくれてるお陰で廉にしっかりかまってやれるからよかった。
毛布を掛けてギューしながら背中をトントンしてやったらあっという間に寝ちゃった廉。
そっと布団に寝かせて俺もちょっと休憩。
……
次の日には2人とも前日までのことは嘘のようにすっかり元気になっていた。
それでも前日の夜まで熱もあって吐き下ししてたから一応学校は休ませたんだけど…
暇を持て余してる様子。
海人は鼻歌歌いながらブロックを並べて遊んでるし、廉はゲームに夢中。
熱も下がって症状も落ち着いてるからいいんだけどね。
食欲はさすがにまだ戻ってないみたいで、2人ともお粥を少し残してたけど。
まぁでも元気になって良かった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 198人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：GEN | 作成日時：2023年12月30日 23時
