海人 クループ症候群 ページ9
紫耀サイド
海「…ケンケンケン」
海人が最近変な咳をしはじめた。
なんかこの咳、あやしいなぁ…
まぁ今のところ咳くらいだから大丈夫そうな気がするけど。
また風邪かなぁ。
時々咳をしながらも、アニメ観ながらブロック並べてるから元気なことは元気みたいだけど。
紫「そろそろ夕飯食べるよ〜」
廉「はーい」
海「パッ…チ…ン…します！」
なんか海人、声枯れてないか？？
風邪で喉やられてるなぁ…
紫「はい、手を合わせてください」
海「パッチン」
紫「いただきます」
廉「いただきます」
海「いたー…だ…ます。」
紫「海人、喉痛い？」
海「喉…痛い？」
うーん、わからん。
おでこを触ってみてもそれほど熱くない。
まぁ様子見だな…。
ご飯は完食。
食欲もあるみたい。
海「ケンケンケン…」
紫「海人、ちょっとお熱測って？」
海「はーい」
ピピピ…
海「さん、ろく、よん！」
熱は無いんだよな。
お風呂に入って、寝る頃になって海人の咳が酷くなっていった。
海「ケンケンケンケンケンッ」
紫「苦しいなぁ…」
背中をさすってやってるけど、苦しそうな咳がなかなか止まらない。
海「ケンッケンッケンッ…ヒー…」
咳のせいでか、呼吸音もおかしい。
喘息かとも思ったけど、咳の仕方が違うような…
少し海人の身体が熱く感じたから熱を測ると37.3度。
熱出てきてるなぁ…
海「ケンッケンッケンッ…ヒー…」
身体がしんどいみたいで寝たいのに咳で寝れない様子。
今日は海人に付きっきりで寝るか。
このぶんだと明日にはしっかり熱が出そうだな…
海人は、ウトウトしては咳き込んで目が覚めて、ウトウトしては咳き込んで…を繰り返していた。
ついには苦しくて眠れないのか、横になったまま目を開けてヒューヒューと苦しそうな呼吸音を鳴らしてる。
海「ケンッケンッ…ヒー…ん〜…」
紫「苦しいなぁ。明日病院行こうな？」
俺もほとんど寝れないまま夜があけようとしていた。
……
朝になってようやく少し眠れてる海人。
おでこを触るとだいぶ熱くなってた。
とりあえず廉の朝ごはん用意するか。
キッチンで朝食の準備をし、廉を起こす。
紫「廉〜、朝だよ〜」
廉「もう朝〜？ふぁ〜…ねむっ」
紫「じゃあ食べようか。」
廉「海人は？調子悪いん？」
紫「咳がひどくて熱も出ちゃってるから休ませるよ。」
廉「そっか。風邪かな？」
紫「たぶんね。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 200人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：GEN | 作成日時：2023年11月4日 22時
