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廉サイド
廉「それって死ぬん？俺、苦しくて死ぬかと思ってん！」
神「大丈夫。過呼吸では死なないよ。すっごく不安になっちゃったよね。」
廉「怖かった…ケホッ」
神「そうだね。…廉くん、そういえばさ」
廉「へ？」
神「風邪引いてる？」
廉「あ…ちょっと風邪気味で…ケホッ」
神「さっきおんぶした時熱く感じたからさ。ちょっと熱測って？」
廉「あ…はい…」
ピピピ…
神「37.9度。熱あるね。」
廉「え…そんなにあったん…」
神「テストは後日受けられるから、今日は早退しようか？」
廉「はい…」
神「じゃあお兄さんに連絡するね。」
そう言うと保健室を出ておにいちゃんに電話をかけに行った神宮寺先生。
少しすると戻ってきた。
神「今会社だけど、急いで来てくれるって。」
廉「そうですか…」
神「それまで横になっておく？」
廉「……」
神「どうした？」
廉「せんせ…」
神「ん？」
廉「きもちわるい……」
神「吐きそう？」
廉「(コクン)」
そう言うと神宮寺先生は容器を持ってきてくれた。
神「はい、出しちゃって大丈夫だよ。」
そう言うと先生は背中をさすってくれた。
廉「うぇっ…ゲボッ…ゲェェェ…」
神「気持ち悪かったね。大丈夫だよ。」
廉「ゲボッ…ゲホゲホッ」
神「大丈夫だよ〜」
廉「はぁ…はぁ…も…平気…です…」
神「はい、お水。口ゆすいじゃいな？」
廉「はい…ブクブク…ペッ」
神「ちょっと横になろうか。」
廉「はい…」
ベッドで横になってると、いつの間にか眠ってた。
紫耀サイド
仕事をしていると、廉の学校から電話が。
体調悪そうではあったけど、早退するほどとは思ってなかったから少し驚いた。
聞くと、過呼吸おこした上に、37.9度の熱もあると。
朝は37.1度だったけど、上がっちゃったんだな。
急いで会社を出て廉の学校に向かう。
学校に着くと廉は赤い顔して寝てた。
昨日も寝るの遅かったし、寝不足もあるだろうから起こさず抱っこして帰ることに。
家に帰って廉をベッドに寝かす。
廉「あれ…？」
紫「目、覚めたか？」
廉「俺…」
紫「もうお家だよ。ゆっくり寝なね。」
廉「うん…ありがとう…」
……
そのあとお粥を食べてちゃんと薬を飲んだら、次の日にはすっかり熱も下がって元気に学校に行った廉。
テストの出来も、まぁまぁ納得いく感じにできたみたい。
頑張るのはいいけど、体調には気をつけて頑張れよ？
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作者名：GEN | 作成日時：2023年11月4日 22時
