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廉サイド
息苦しい…！
こんなことしてる場合ちゃうのに…！
早く呼吸戻さないと！！
1つでも多く覚えへんと…！！
廉「はぁっ…はぁっ…はぁっ…はぁっ！」
治れ治れ治れ…！！
廉「はぁっ…ひっ…ひっ…ひっ！」
やばい、死ぬ…死んでまう…！！
助けて…！！！
岸「おい、廉、どうした？」
廉「はぁっ…息っ…ひっ…できなっ…ひっ」
岸「大丈夫だからな？」
岸先生がなんか内線の電話かけてる…
頭ボーッとしてきた…
苦しい…
助けて…
気がつくと保健室の神宮寺先生がいた。
神「廉くん、大丈夫だからな？ゆっくり呼吸するよ？」
廉「はっ…はっ…ひっ…ひっ…」
神「ゆーっくり息を吐いてね。」
廉「ひっ…ひっ…テスト…ひっ…テストっ」
神「テストが心配になっちゃった？」
廉「テストっ…ひっ…始まるっ…はぁっ」
キーンコーンカーンコーン
うそ、始まってもうたやん！！
どないしよう！！
廉「あかんっ…はっ…テストっ…ひっ」
神「大丈夫だよ。今日お休みの子居るでしょ？その子と後日受けれるから心配しないでね？」
廉「ほっ…ほんまっ？…はぁっ…はぁっ」
神「うん、だから今はゆっくり呼吸することだけ考えようね。」
廉「(コクン)…はぁっ…はぁっ…」
神「ゆっくり吸って〜」
廉「すっ…すっ…」
神「ゆっくり吐くよ〜」
廉「ふぅっ…ふぅっ…ふぅっ…」
神「大丈夫だからね。出来てるよ。」
神宮寺先生がずっと背中をさすってくれてて、なんとか落ち着いてきた。
神「大丈夫そう？」
廉「はい…はぁ…はぁ…」
神「立てそう？」
廉「はい…」
立ち上がろうとしたのに上手く立ち上がれない…
廉「…あ……」
頭がフラフラして倒れそうになった。
神「大丈夫？背中乗りな？」
言われるがまま神宮寺先生の背中に乗る。
神「保健室行こうか。」
そしてそのまま保健室に連れていかれた。
神「ここおろすね。座れそう？」
廉「はい…ケホッ」
神「テスト、不安になっちゃった？」
廉「はい…勉強してへんところを直前に発見してもうて…はぁ…」
神「そうかそうか。焦っちゃったんだね。」
廉「どうしよう思って…はぁ…せっかく勉強したんに…はぁ…」
神「大丈夫だよ。落ち着こうか。廉くんね、過呼吸起こしちゃったんだよ。」
廉「過呼吸？」
神「精神的なストレスとかで、呼吸が上手く出来なくなることなんだけどね。」
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作者名：GEN | 作成日時：2023年11月4日 22時
