KINGの家の風邪物語3 (ページ47)

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紫耀サイド

廉の様子を見に行くと、まだ眠れてるみたいだった。

夜中咳で寝れなかったから寝不足なんだろうな。

病院行く時間まで寝かせておこう。

少しすると廉が起きてきた。

廉「おはよ…」

紫「おはよう。調子どう？」

廉「夜よりはいい…ゲホッ」

紫「苦しいのは？」

廉「ちょっとある…」

紫「そろそろ病院行くから準備しようか。」

廉「ゲホッゲホッ…わかった」

病院に行くと、案の定喘息と診断された。

吸入してもらって、発作予防と発作止めの吸入器を出された。

吸入は海人のときは少し苦労したけど、廉なら大丈夫そうだな。

家に帰ると吸入で楽になったらしくゲームをやりたいと言い出す廉。

廉「ねぇ〜、ゲームしたらあかん？」

紫「もうしんどくないの？」

廉「もう全然平気やもん」

紫「ゲームはいいけど、勉強しなくていいの？」

廉「えー…テストまだ先やし大丈夫やもん…」

紫「病院頑張ったからいいけど…。しんどくなったらやめなよ？」

廉「おん！やったー！」

結局半日以上ゲームをやって過ごしてた廉。

午後から学校行かせればよかったと少し後悔。

夜になるとまた咳が出始めて、少し苦しそうにしてたけど、夜中に起きちゃうほとじゃなくて安心した。

これからは喘息と上手く付き合っていけるようにしないとな。

海人だけじゃなくて廉のことも、気をつけてやらないといけないな。