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紫耀サイド
確かに廉、少し咳してるけど、咳くらいでそんなに見学ばっかしてていいものなのかな？
中学生だし、成績に影響しないのかな？
紫「熱っぽい？」
廉「それはないねんけど…。ちょっと咳しんどくて…ゲホッ」
紫「そっか。」
廉「ダメやったら体育頑張るけど…ゲホッ」
紫「いや、しんどいんだったら見学しな？」
廉「ええの？ゲホッゲホッ」
紫「しんどいんでしょ？」
廉「夜中とか咳で起きてもうて…ゲホッ」
紫「そうだったのか。気付かなくてごめんな？」
廉「ううん、今は夜ほどしんどくないから平気。」
夜一人で苦しんでたのか…
気付いてやれなくて悪いことしたな…
紫「学校は休まなくて平気？」
廉「熱ある訳でもないし、そこまでしんどないから平気やで〜」
紫「しんどくなったら無理しないでいいからな？」
廉「おん」
朝ごはんを食べ終えた2人を学校に送り出して、俺も仕事に行く。
廉大丈夫かな？
熱出す前とかじゃないといいけど…
学校からお迎えの電話かかってくるかもしれないなぁ。
結局学校から電話がかかってくることはなかった。
ホッと一安心。
家に帰って夕飯の支度をしようとした頃、家のドアが開く音が。
ガチャ
廉「ただいま…」
紫「え？早いね？」
廉「部活休んだ…ゲホッゲホッ」
紫「やっぱりしんどい？」
廉「うん…身体ってより…咳がしんどい…ゲホッゲホッ」
紫「そっか。少ししたら海人迎えに行ってくるけど、休んでな？一応熱測っておいて？」
廉「うん…ゲホッ」
体温計を手渡すと直ぐに脇に挟んだ。
ピピピ…
紫「何度？」
廉「36.4度。熱はないみたい…ゲホッゲホッ」
熱は無いのか。
それにしてもしんどそうな咳してるな…
廉「ゲホッゲホッゲホッゲホッ…ん〜…」
紫「なんかあったら電話してな？」
廉「ん…ゲホッゲホッ」
海人を迎えに行って、帰りに一応スポーツドリンクとかゼリーを買って帰った。
たしかまだ冷却シートはあったはず。
ガチャ
紫「ただいま」
海「ただいまー」
廉「おかえり…ゲホッゲホッ」
紫「寝てなかったんだ。」
廉「咳で寝られへんっ…ゲホッ」
紫「ご飯、お粥とかのがいい？」
廉「ううん、咳以外しんどないからゲホッ食欲あるし、普通のご飯でええよ。ゲホッゲホッ」
紫「わかった。」
夕飯は普通にいつもの量完食した廉。
熱がある感じはしないんだけど、しんどそうだな…
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作者名：GEN | 作成日時：2023年11月4日 22時
