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紫耀サイド
俺が布団に入ってウトウトし始めたころ、海人が起きてきた。
海「ん〜…ぐすっ…ぐすっ」
紫「どうしたぁ？海人？」
海「ふぇぇ…ぐすっ…ぐすっ」
紫「頭痛いか？」
首元を触ると一旦落ち着いていた熱がまた上がってきていた。
薬切れちゃったかな…
よく考えたら飲んでから4時間くらい経ってるもんな…。
紫「冷却シート新しいのに替えようか。」
薬を飲ませるにはちょっと間隔が短い気がするからもう少し待とう。
新しい冷却シートを貼ってやったけど、グズグズはおさまらない。
海「ふぅぅ…ん…ふぇぇ…」
紫「ん〜、頭痛いねぇ。しんどいねぇ。」
一応熱を測ると38.5度。
上がってるなぁ…
海「ふぇぇん…げほっ…げほっ」
泣きすぎて咳き込んじゃってる…
紫「しんどいねぇ。泣かないよ。」
海「ん〜…ふぇぇん…げほっ…」
紫「大丈夫大丈夫。ね。」
海「ふぇぇぇ…ぐすっ…げほげほっ」
紫「泣くと咳が出ちゃうよ？」
海「ふぇぇ……げほっげほっげほっ！」
紫「泣かないよ〜？」
海「ん〜…げほっげほっ！！」
紫「げぇげぇ出ちゃうよ？」
海「うわぁぁぁん…げほっ！…ゲボォ…」
出ちゃったねぇ…
紫「しんどいねぇ。泣き止むよ？」
海「ひっく…ひっく…げぼっ…」
紫「おととと。ちょっとお着替えしようか。」
ぐちゃぐちゃになりながら泣いてる海人をなんとか着替えさせて、ベッドに寝かせる。
体力がなくなってきたのか、赤い顔してうとうとしてきた。
寝てくれるかな…？
しばらくして眠った海人を確認して、俺も眠ることにした。
……
朝になって海人の首元を触るとまだだいぶ熱い。
おでこの冷却シートも貼り替えてあげないと、もうカピカピ。
そっと剥がしてそっと貼った。
起きる様子もなかったからそのままキッチンに行って朝食の準備をした。
さて…廉を起こしてくるか。
廉を起こして2人で朝食。
廉「なぁ、海人お熱あったん？」
紫「うん、昨日の夜から出てて、まだ下がってなさそうだから今日は休ませるよ。」
廉「そうなんや。風邪かなぁ？」
紫「かもな。急に寒くなったもんな。」
忘れ物がないかチェックして、廉を学校に送り出した。
海人の様子を見に行くと、まだ眠ってた。
少ししたら起こして病院連れていくか。
ゴソゴソ病院の準備をしていたら海人が起きてきた。
紫「海人、起きた？」
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作者名：GEN | 作成日時：2023年11月4日 22時
