海人 頭痛 ページ39
紫耀サイド
今日は日曜日。
昼ごはんを食べ終えると廉は友達と遊ぶと家を出て行った。
海人と2人きりののんびりした午後。
海人がテレビ観てるうちに、ちょっと仕事進めておこう。
しばらくパソコンに向かって作業をしていた。
海人が俺の隣に急にやってきた。
紫「どうした？テレビ観てたんじゃないの？」
海「あたま…」
紫「頭？」
すると、俺の手を持って自分の頭の上に乗せてきた。
海「あたま…」
紫「うん、頭だね。いい子いい子する？」
海「ん〜！あたま…！！」
申し訳ないけど、何を訴えてるのかわからない…
海「ねんね…」
そう言うとブランケットを持ってきて自分に掛けてソファーの下で横になった。
もしかして、体調悪いのか？
海人を見るとブランケットを掛けて横になりながらテレビ
を観ていた。
頭痛いってことか？
そう思って海人のおでこを触ってみたけど、熱はなさそう。
…とりあえず様子見か…。
しばらくはそのままテレビを観ていた海人だったけど、頭が痛いからか、目を瞑っている。
力が入ってるから、寝てはいないっていうのはわかる。
うーん、どうしたものかなぁ。
もう一度おでこを触ってみたけどやっぱり熱はなさそう。
海「ん〜…あたま…」
紫「頭痛いねぇ…よしよし」
海「ふぅぅぅん…ずずっ…」
よほど痛いのか、しくしく泣き始めた。
紫「冷却シート貼ろうか？」
海「ペッタン…うぅ…」
紫「ペッタンしようね。」
海「ペッタンします…ぐすっ…」
冷却シートを冷蔵庫に取りに行って、海人のおでこに貼ってやる。
紫「冷たくて気持ちいいでしょ。」
海「うぇぇぇん…」
なんだかグズグズ…
体調悪いから仕方ないけど。
紫「抱っこしようか」
そういうと両手を広げてきたから、ゆっくりと海人を抱き上げた。
海「ふぇぇぇん…」
しばらく抱っこを続けてたんだけど、ずっと立って抱っこはさすがにキツイ。
海人を抱っこしたままソファーに腰掛けた。
海「あたまぁ…えぐっ…」
紫「うん、痛いねぇ…」
海「ふぇぇぇ…」
機嫌悪いなぁ…
ずっと抱っこしてたからか、なんとなく海人が熱いような気がしてきた。
紫「海人、お熱測ろうか？」
海「ピッピしますぅ…？」
紫「そう、ピッピしようね。」
海「しますぅ…」
グズグズだけど、体温計はすんなりクリア。
ピピピ…
紫「うーん、37.1度かぁ。」
泣いたから少し体温上がった感じかな？
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作者名：GEN | 作成日時：2023年11月4日 22時
