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廉サイド
お兄ちゃん寝てる。
…にしても顔色悪いな…
大丈夫なんかな…
冷却シートカピカピになって剥がれてる…
貼り替えてあげよっ。
紫「ん…ん〜…」
廉「ごめん、起こしてもうた？」
紫「あ、今何時！？」
廉「6時半。大丈夫、海人のお迎え行ってきたから。」
紫「ありがとう…」
廉「お兄ちゃんにお粥とゼリー買うてきてんけど、どれか食べられそう？」
紫「今はいい…。廉たちのお弁当は買えた？」
廉「うん、海人は唐揚げ弁当、俺は焼肉弁当買うてきたで！」
紫「そっか、良かった。じゃあ2人先に食べてて。」
廉「わかった！」
リビングに行って、海人に声をかけてご飯にする。
廉「手を合わせてください」
海「パッチン！」
廉「いただきます」
海「いたーだきます！」
美味しそうに唐揚げ弁当を頬張る海人。
なんか可愛いなぁ。
俺の焼肉弁当うまっ。
さすがに市販のお弁当は海人には多かったみたいで、ご飯を残したから俺が食べた。
海「ごちそうさまでした！」
廉「ごちそうさまでした。海人、ゴミ箱にポイしてな？」
海「はい」
片付けも終わり、お兄ちゃんの様子を見に行く。
廉「お兄ちゃん、俺らご飯食べてきたけど、お粥かゼリー食べる？」
紫「うーん…ゼリーもらおうかなぁ…」
廉「わかった！持ってくるな！」
急いでゼリーとスプーンを取りに行って、お兄ちゃんの元へ戻る。
廉「お兄ちゃん、俺が食べさせたるから。」
紫「いいよ笑自分で食べれるから笑」
廉「ええの、たまには弟に甘えてや！」
紫「ははっ。ありがとう。」
廉「はい、あーん」
紫「あー…モグモグ。おいし。」
廉「良かった。まだ食べられそう？」
紫「うん」
廉「あーん」
紫「あー…モグモグ」
結局半分も食べられなかった。
紫「ごめんな、ちょっと寝るね。」
廉「お兄ちゃん、熱測って？」
紫「あ、うん…」
ピピピ…
廉「39.4度…。大丈夫なん…？」
なんか高熱過ぎて不安になってきた…
紫「大丈夫だよ〜。心配しないでいいよ。ありがとうな。」
廉「しんどかったら言うてな？？」
紫「うん、ありがとう。寝るね。」
そういうと直ぐに目を閉じたお兄ちゃん。
邪魔してもいけないし、とりあえずリビングに戻って海人とお風呂に入ったり、寝る準備を始めた。
廉「海人、お兄ちゃんしんどくて、ねんねしてるからいい子にしてるんやで？」
海「いい子にしてる。」
廉「ええ子や。」
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作者名：GEN | 作成日時：2023年11月4日 22時
