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紫耀サイド
お弁当を食べ終えた海人はテレビの前に座ってブロックであそび始めた。
あぁ…何も食べてないのに吐きそう…
とりあえずトイレに入って座り込む。
紫「うっ…はぁ…はぁ…」
吐くもの無いし嘔吐くだけ…
紫「おぇっ…はぁ…はぁ…」
気持ち悪い…
しばらく嘔吐いていたら、急に何かが上がってきた。
吐く…
紫「ゲボッ…ゲボッ…げぇぇ…」
しばらく吐いていると、背中に温もりを感じた。
え…？
振り向くと海人が背中をさすってくれてた。
紫「海人…ありがとう…」
海「痛い痛いね。良い子いい子。」
海人にさすられながらまた少し吐いた。
紫「はぁ…はぁ…はぁ…ありがとう…もう大丈夫だよ…」
そう言うと海人はリビングに戻って行った。
海人に介抱されるとは。
口をゆすいでリビングに戻る。
海人は自分でお風呂の準備をしていたからお風呂に入れて寝かすことに。
紫「…ふぅ…」
海「痛い痛い？」
紫「もう大丈夫だよ…」
大丈夫ではないけど、とりあえず海人を寝かせて俺も寝たい…
身体がだるくて仕方ない…
少しすると海人が眠ったから、俺はとりあえずリビングに体温計を取りに行った。
寒気がするから、熱も出てそう…
脇に挟むといつもよりひんやり感じた。
ピピピ…
うわ、38.3度。
寒いからまだ上がるな…
しばらく自分のベッドで寝てたんだけど、寒気が酷くて目が覚める…
頭も痛い。
もう一度熱を測ると39.1度。
最悪…
体温計壊れてるのかな…？
……
目が覚めたらもう朝で、海人を起こす時間だった。
簡単にパンだけ用意して海人を起こす。
安定の体温報告を聞いて、平熱であることから、体温計が壊れてないことが確かめられた。
俺も測っておこう…
ピピピ…
38.7度。
夜中よりは下がってるか…
なんとか海人を学校に送っていき、会社には休むと連絡を入れ、気付いたらソファーで寝てた。
正直海人をどうやって送ったのかも思い出せない…
ブランケットにくるまって寒気に耐えながら寝てるのか起きてるのかって状態で横になってた。
気付いたら寝てたみたいで、目を開けたら目の前に廉。
紫「うわっ！！びっくりした！！」
廉「さっき帰ってきてん。」
紫「そうなんだ…ごめん、寝てて。お帰りなさい。」
廉「…てか、お兄ちゃん、具合悪いん？」
紫「あー…まぁちょっとな…。でも大丈夫。合宿どうだった？」
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作者名：GEN | 作成日時：2023年11月4日 22時
