KINGの家の風邪物語3 (ページ28)

今日:51 hit、昨日:90 hit、合計:93,378 hit

廉胃腸風邪ページ28

紫耀サイド

学校から帰ってきてから少し元気がなかった廉。

でも夕飯はちゃんと食べてたし、それほど気にしてなかったんだけど、ベッドに入って寝ようとしたとき

廉「おにいちゃん…」

半泣きの廉が部屋に入ってきた。

紫「どうした？怖い夢でもみた？」

廉「…吐いちゃった…ぐすっ…」

紫「気持ち悪くなっちゃった？」

廉「(コクン)」

紫「まだ出る？」

廉「(コクン)」

紫「トイレ行こうか。」

とりあえずトイレに連れていくと、ゲェゲェ吐き始めた。

廉「おぇぇ…ゲホゲホッ…ゲェェェ…」

紫「しんどいなぁ…」

廉「ふぇぇん…しんどいぃ…ゲェェェ」

背中をさすってやる。

廉「も…出ない…ゲホッ」

口をゆすがせてとりあえず俺のベッドに寝かす。

廉の部屋に入るとベッドになかなかの量のゲロが。

急いで片付けて廉の元へ向かう。

廉「ふぇぇぇ…おにいちゃぁん…ぐずっ…」

紫「どうした？しんどい？」

廉「しんどいぃ…ぐずっ…ぐずっ」

なんかだいぶぐずぐずしてるなぁ…

廉「ふぇぇぇん…ぐずっ…」

涙を拭きながら頭をなでてやる。

…熱いなぁ…熱ありそうだな。

紫「廉、ちょっとお熱測ろうか。」

廉「いややぁ〜ふぇぇぇん…ぐずっ」

珍しく体温計を嫌がる廉。

ま、嫌がっても測るけど。

紫「ちょっと冷たいよ、ごめんな？」

廉「いやぁぁぁ…ぐずっ…ぐずっ」

ピピピ…

うわ、38.6度。

やっぱ熱あるじゃん。

紫「廉、お熱あるから冷却シート貼る？」

廉「貼らへん〜…ふぇぇぇん…」

紫「そっか、わかった。もう気持ち悪いのない？」

廉「気持ち悪いのあるぅ…ぐずっ…ぐずっ」

夜中吐くかもな…

とりあえず洗面器を用意しておく。

紫「ここに洗面器置いておくからな？我慢しなくていいから。」

廉「うん…ぐずっ…ぐずっ」

とりあえず背中をさすってやってると、なんとか眠ってくれた廉。

ちゃんと寝れたことを確認して俺も眠った。

寝ていると、泣き声が聞こえてきて目が覚めた。

廉「ぐずっ…ぐずっ…ふぇぇぇ…ぐずっ」

紫「どうした？しんどい？」

廉「気持ち悪い…ぐずっ…ぐずっ…」

紫「吐きそう？」

廉「うん…ぐずっ…ぐずっ」

洗面器を構えて背中をさすってやる。

廉「ん〜…ぐずっ…おぇっ…」

紫「大丈夫だよ〜」

廉「ふぇぇ…おぇっ…げぇっ…」

嘔吐くけど吐けないみたいで苦しそう…

紫「お水飲もうか？」

廉「いやぁぁ…おぇっ…」