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紫耀サイド
海「ゲホゲホッ！ゲホゲホッゲホゲホッ！」
海人の身体はさっきよりだいぶ熱くて、咳も酷くなってる。
泣きすぎて悪化したな…
海「ゲホゲホッ！…げぼっ…おぇぇぇ…」
紫「気持ち悪いね。お着替えしような？」
海「ふぇぇぇ…ゲホゲホッ」
海人を着替えさせて熱を測ると39.2度。
上がってるなぁ…
さすがにしんどいのか、抱っこしながら背中をトントンしてやるとウトウトし始めた。
しばらくすると眠ったみたいだったから、ベッドに寝かす。
海人が寝てるうちに俺も風呂に入ったり寝る準備しちゃお…
急いでお風呂に入って寝る準備をして海人の様子を見る。
よし、まだ寝てる。
寝れるうちに俺も寝ておこう。
じゃないとたぶん寝る時間なさそうな気がするから…
どれくらい寝たのか…
海人の大泣きする声で目が覚めた。
海「ぎゃぁぁぁぁぁ！！！ゲホゲホッ！いやぁぁ！！」
紫「どうしたどうした！？」
海「怖い！！来たぁ！！ゲホゲホッ！ぎゃぁぁぁ！！」
そう言いながら俺にしがみつく海人。
怖い夢でも見たのかな？
紫「怖かったなぁ。もう大丈夫だからな？よしよし。」
海「うわぁぁぁん！！ゲホゲホッゲホゲホッ！……ゲホゲホッ」
大声で泣くから余計咳き込んじゃってる…
海「ゲホゲホッ！ゲホゲホッ！！！ゲホゲホッ…ゲボッ！ゲェェェ！！」
子どもあるある。
大泣きした後吐く。
もともと体調も良くなかったし、仕方ないか。
紫「よしよし、着替えようね。」
海「ふぅぅぅん…ゲホゲホッ」
着替えさせて吐いたところも片付けて、再び海人の寝かしつけ。
よほど怖かったのか、俺にしがみついたまま指しゃぶりしてる…
相変わらず人差し指中指薬指をいっぺんにしゃぶるスタイル。
やめさせたいところだけど、今日は仕方ないか。
背中をさすっていると、いつの間にか眠ってた海人。
本当に、早く元気になってくれよ？
……
あれから3日寝込んだ海人は、すっかり元気になって、いつもの情緒に戻った。
海人ももちろんしんどかっただろうけど、俺も正直かなり体力も気力も持っていかれた。
落ち着いてる時の海人は本当に天使みたいなんだけどね。
一気に寒くなってきたし、海人も廉も俺も、体調管理しっかり頑張らないとな。
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作者名：GEN | 作成日時：2023年11月4日 22時
