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廉サイド
もう限界やったし、保健室に行くことにした。
さっき熱なかったし、また来たって思われるかな…
サボりやと思われへんかな…
でも今の俺は給食食べるなんて到底無理やし、残りの授業受けられる気力も体力もあらへん…
追い返されたらその時考えよ…
トントントン
ガラガラ…
廉「失礼します…」
神「あれ、廉くん、やっぱり調子悪い？」
廉「頭痛いです…寒いしだるいし…しんどい…」
神「ちょっとしんどそうだね…。熱測ろうか。」
こんなにしんどいけど、どうせまた熱ないんやろうな…
ピピピ…
あれ、熱あるやん。
神「何度？」
廉「37.6度です…」
神「脈も早いし、熱上がりそうだね。早退しようか。」
よかった…
やっと帰れる…
はよ寝たい…
神「お兄さんに連絡してくるね。ベッドで横になってる？」
廉「はい…」
またベッドに横にならせてもらう。
でもなんかしんどすぎて寝るに寝れなかった。
少しすると神宮寺先生が戻ってきた。
神「お兄さんすぐに来てくれるって。」
廉「はい…」
しばらくするとおにいちゃんが迎えに来てくれた。
紫「廉、またしんどくなっちゃったか。」
廉「うん…」
紫「おんぶする？」
廉「自分で歩く…」
ほんまは歩くのしんどいけど、学校やし、誰かに見られたら恥ずかしいねんもん。
紫「そうか。」
そういうと荷物を全部持ってくれて俺を支えてくれた。
先生に挨拶して家に帰った。
紫「ただいま。」
廉「ただいま…」
紫「ベッド行く？」
廉「うん…」
ベッドに横になると安心感からか身体がベッドに吸い込まれるみたいになって動けなくなった。
紫「給食食べた？」
廉「ううん…」
紫「お粥とか食べられそう？」
廉「お腹すいてへん…」
紫「気持ち悪い？」
廉「違うけど、食欲ない…」
紫「じゃあ1口だけ食べてお薬飲もうか。」
廉「うん…」
しばらくするとおにぃちゃんがお粥と薬を持ってきてくれた。
紫「はい、熱いから気をつけてな？」
廉「ん〜…」
紫耀サイド
かなり少なめにお粥をよそって持ってきたんだけど、しんどいのか身体がふにゃふにゃで座ってられない様子。
紫「しんどいなぁ。」
廉「うん……」
紫「一口だけ食べよう？」
廉「食べられへん…」
紫「じゃあ食べさせてあげようか。それなら食べられる？」
廉「……うん」
あ、それならいけるのね笑
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作者名：GEN | 作成日時：2023年11月4日 22時
