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紫耀サイド
うどんをペロリと平らげ、小さめのおにぎりも食べた海人。
一応熱を測ったけど36.2度とちゃんと平熱。
海人はお昼寝することなくブロックであそび始めた。
よくもまぁ飽きずに並べ続けられるなぁと感心しながら見てた。
天気もいいし、洗濯でも回しておくか。
洗濯機の電源を入れると、その音を聞きつけて海人がとんできた。
どうぞどうぞ、存分にお楽しみください。
洗濯機に釘付けの海人を見つつ仕事を続ける。
しばらくすると海人が戻ってきたから洗濯物を干す。
海人を見ると、またテレビ観ながらダンスしてる。
マイブームかな？
夕方廉が帰ってくる頃には踊り疲れて寝ちゃってた海人。
こんなところで寝てたら風邪ぶり返すだろ…
海人をベッドに寝かせて、廉と夕飯を食べる。
海人には起きたら食べさせるか。
……
結局海人はそのまま朝までぐっすり眠ってた。
一応今日から学校に行かせる予定だし、海人を起こす。
寝起きはいいからササッとリビングに体温を測りに行った。
廉のことも起こして、みんなで朝ごはん。
紫「手を合わせてください」
海「パッチン！」
紫「いただきます」
廉「いただきます」
海「いたーだきます」
みんなで食べ始めようとしたその時だった。
海「ゲボォォォォ」
急に噴水のように吐き始めた。
紫「おっとっと…海人、気持ち悪かったか？」
海「……ゲボッ」
廉「海人吐いてもうたなぁ…。お熱下がってたのに…」
紫「うん……急にどうしたんだろ？」
海「……」
吐き終えたのか、すっかり顔色も戻って何事も無かったかのようにご飯を食べようとした海人。
紫「ちょちょちょ…、流石に無理でしょ。朝ごはんやめとこう？」
海「……ふぇぇぇぇん」
吐いちゃったからお腹すいちゃったのか？
でもさすがに吐いてすぐはだめでしょ…
紫「ちょっとあとにしようか。テレビ観ておいで？」
海「……パッチンした…」
紫「うん、でもゲボ出ちゃったでしょ？もう少ししてから食べようね？」
海「…食べようね…」
そう言いながらトボトボとソファーに行った。
なんか少し可哀想な気もするけど、さすがに…ねぇ。
海人が吐いたところを片付けて、海人のご飯にラップをかける。
廉「海人今日もお休み？」
紫「…するしかないかな…」
廉「わかった。」
廉を送り出して、海人の様子を見る。
うーん、めっちゃこっち見てる。
紫「ご飯食べる？」
海「パッチンします！」
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作者名：GEN | 作成日時：2023年11月4日 22時
