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廉サイド
先生の話全然入ってこうへん…
昨日の頭痛治ってへんかったんかな…
伏せたいところやけど、寝てると思われて怒られそうやから頑張って顔上げてないと…
あぁ…頭痛い…
なんとか1時間目を乗り切ったけど、頭痛すぎて無理だから保健室に行くことにした。
トントントン
ガラガラ…
廉「失礼します…」
神「お、廉くん。どうした？」
廉「頭が痛くて…」
神「そうか。いつから？」
廉「昨日の夜痛くて、薬飲んで寝たら朝には治ってたんやけど、さっきの授業のときからまた痛なってきて…」
神「そうか…。熱測って？」
ピピピ…
神「何度？」
廉「36.5度です。」
神「熱は無いみたいだね。1時間ベッドで休んでいく？」
廉「はい…」
やっぱり熱ないねんな…
ベッドに横になって目を瞑ったらすぐに眠れた。
神「廉くん、頭痛いのどう？」
寝たからか、少し良くなってる…
廉「ちょっと楽になりました…」
神「教室戻れそう？」
廉「戻ります。ありがとうございました。」
神「はい、いってらっしゃい。」
楽になったとはいえ、まだ治った訳ではなくて、頭は少し痛い。
でも熱なかったし、授業頑張って受けないと。
3時間目の授業が始まるとすぐにまた頭が痛くなってきた…
もう…なんなんこれ…
帰って寝たい…
でも熱は無いねんもんな…
しんどいけど頑張らな…
何とか耐えてるんやけど、寒気もしてきた…
頭痛すぎて寒く感じるんかな…
授業なんか全く頭に入ってけぇへん。
はぁ…しんどい…
なんとか3時間目を終え、4時間目が始まる。
頭痛と寒気に加えてだるさも出てきてる。
身体もなんか痛い感じする…
ほんまに熱ないんかな…
寒気はだんだん酷くなって、ゾクゾクしてる。
頭も痛すぎてぽわぽわしてきた…
もういやや…
すでに授業どころじゃなくて、どうやってこのしんどさに耐えるかしか頭にない。
普通に座ってるのしんどい…
この先生やったら滅多に怒らへんし、ちょっとくらい伏せててもええよね…
両手で頭を支えるようにして下を向いた。
さすがに伏せる勇気はなかったから。
でも気付いたら机に頭がついていて、ガッツリ伏せてた。
給食の匂いがしてきた。
いつもやったらこの匂いでお腹が鳴るんやけど、今日は全然お腹すいてへん…
むしろこの匂いすら少し気持ち悪い…
そうこうしてるうちにチャイムが鳴った。
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作者名：GEN | 作成日時：2023年11月4日 22時
