KINGの家の風邪物語3 (ページ15)

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廉サイド

いつもの話くらいの軽いノリで話したのにめっちゃ心配されてもうた。

廉「全然平気やねんけどな。」

紫「連絡くれたら迎えに行ったのに…」

廉「いや、1時間保健室で休んだら治ったし」

紫「フラっとしちゃったのか？」

廉「なんか、校長の話長いなぁ思ってたら気持ち悪なってきて、気付いたら倒れとった笑」

紫「笑い事じゃないって！お兄ちゃん心配だよ！」

廉「神宮寺先生は大丈夫って。」

紫「今度、土曜日の午前でいいから病院行こう？」

廉「そんな大事にしなくて大丈夫やって。」

紫「俺が心配なの！なんにもなければそれで安心するから！」

お兄ちゃんの気迫に負けて、今度の土曜日に病院行くことになった。

紫「廉、ご飯いっぱい食べな？今は身体作る大事な時期なんだから！」

廉「食べてるって〜」

紫「また倒れたらいけないし！」

廉「大丈夫やって〜」

めちゃくちゃ心配されるし、過保護になってる…

……

後日、病院に行って色々検査したけど、やっぱり脳貧血で、この年頃の子にはよくあることって言われた。

でも相変わらずお兄ちゃんは俺に過保護。

ご飯の量が明らかに増えた。

品数も。

ありがたいんだけど、やりすぎだよ〜

でも、ありがとう。

お兄ちゃん。