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紫耀サイド
海「ケンッケンッケンッケンッ…ヒューッ…」
紫「苦しいなぁ…」
廉「海人大丈夫？」
紫「夜になると咳がひどくなっちゃうんだよ。」
廉「しんどそうやな…」
海「ケンッケンッケンッヒューッ」
紫「よしよし。あ、廉食べ終わった？」
廉「おん。ごちそうさまでした。」
紫「宿題やっておいで？」
廉「おん、やってくる〜」
海「ケンッケンッケンッヒューッケンッケンッヒューッ」
とにかく背中をさすってやるしか出来なくてもどかしい。
海「ケンッケンッヒューッ…ケンッケンッゲボッ」
あぁ、吐いちゃった。
紫「気持ち悪いねぇ。大丈夫だよ。」
海「ゲェェ…ヒューッ…ヒューッ」
苦しそうだなぁ…
病院連れて行った方がいいのかなぁ…
海「ふぇぇっ…ひっ…ふぇっ…」
紫「よしよし、しんどいなぁ…」
海人を抱き上げて背中をさすってやる。
海人を抱っこしたまま吐いたところを片付ける。
気付いたら海人は寝てたみたい。
寝れてるなら様子見といたほうがいいかな。
そっと布団に寝かす。
……
その後、起きることなく朝までぐっすりだった海人。
子どもの病気ってホントに毎回ヒヤヒヤするんだよな。
朝になると咳もだいぶ治まって熱も少し下がってる。
だから割と元気なんだよな。
廉を学校に送り出して、今は海人と2人。
俺は海人が心配でほとんど寝てないからめちゃくちゃ眠い。
海人はブロック並べて遊んでる。
夜になるとまた咳が酷くなるから、今のうちに昼寝してくれるとありがたいんだけどなぁ…
俺は寝たい。
紫「海人、ちょっとお昼寝しようか？」
海「しません」
紫「また夜咳が出てしんどくなるから、今のうちに寝よう？」
海「しません」
頑固だなぁ…
仕方ないからコーヒー飲みながら海人を見守る。
…けど、睡魔には勝てない。
気付いたら寝てた。
やばっ…
ふと隣を見ると海人もすやすや寝てた。
そっとブランケットを掛けてやる。
早く治るといいな。
……
結局、夜になると咳がひどくなって、日中はわりと元気な状態が1週間くらい続いた。
学校もたくさん休んじゃったし、久々の学校は少し緊張気味だったけど、ちゃんと1日頑張ってこれた海人。
健康に成長していけよ？
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作者名：GEN | 作成日時：2023年11月4日 22時
