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紫耀サイド
座ってるのもしんどそうな海人を支えながらゼリーを食べさせる。
なんとか食べてくれてるけど、とにかくしんどそうで身体がタコみたいにふにゃふにゃになってる。
紫「はい、よく食べました。」
そう言うとすぐにその場に横になった。
紫「お熱だけ測らせてね？」
ピピピ…
39度か…
そりゃしんどいよな。
赤い顔して虚ろな目で寝転がってる姿はなんだか可哀想…
紫「お布団で寝んねしよか。」
リビングに布団を敷いてやって、そこに寝かすと、ぼんやりしたままテレビを観てた。
しばらくするとウトウトしてきたから、テレビの音量を下げて見守る。
しばらく俺は仕事をしていた。
もうすぐ夕方かぁ。
夕飯の準備でもするか。
夕飯の支度をして、少しゆっくりしてると、廉が帰ってきた。
廉「ただいま〜」
紫「おかえり」
廉「海人ここで寝てるん？」
紫「お昼病院から帰ってからテレビ観てたんだけど寝ちゃってそのままずっと寝てるからね。」
廉「熱高いん？」
紫「まぁな。」
廉「風邪やったん？」
紫「うん、クループ症候群っていう風邪だって。のどの風邪みたい。」
廉「そっか。可哀想やなぁ。」
紫「早く良くなるといいんだけどね。」
廉「宿題する時間ある？もうご飯できてる？」
紫「できてるよ。先食べる？」
廉「お腹ぺこぺこやから食べたい。」
紫「じゃあ夕飯にしようか。」
夕飯をテーブルに並べていると海人が起きてきた。
海「パッチン…します…ケンッケンッ」
紫「海人もご飯食べる？」
海「食べる？ケンッケンッ」
廉「酷い咳やなぁ…」
紫「じゃあ海人はお粥な。」
なんだかんだで3人揃ってご飯を食べることに。
紫「手を合わせてください」
海「ぱっ…ちん…ケンッケンッ」
紫「いただきます」
廉「いただきます」
海「いたー…きま…ケンッケンッ」
咳き込んではいるけど、夕飯は少しは食べれてるみたいで安心した。
海人は半分くらい食べたところで、身体がしんどいのかテーブルに伏せてしまった。
紫「海人、お薬飲んでごちそうさましようか。」
割と薬はすんなり飲んでくれた。
海「ごちそ…ま…した…」
声が枯れてて可哀想…
紫「お布団行ける？」
そういうと自分で布団に寝に行った。
そっと熱をはかると39.4度。
海「ケンッケンッケンッ…ヒューッ」
夜になって咳が酷くなってきたなぁ…
海「ケンッケンッケンッ…」
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作者名：GEN | 作成日時：2023年11月4日 22時
