KINGの家の風邪物語2 (ページ9)

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廉おたふく風邪ページ9

紫耀サイド

夕飯を食べてるときのことだった。

廉「おにいちゃん…」

紫「どうした？」

廉「なんか…ほっぺた痛いねんけど…」

紫「ほっぺた？」

廉「ほっぺたなんかな…？あごのへん？耳の下？」

紫「触っていい？」

うーん、少し腫れてるような…

リンパが腫れてる感じかな？

風邪でも引いたか？

紫「喉痛い？」

廉「うーん、少し痛い。」

紫「風邪引く前かもしれないね。今日は暖かくして早めに寝なよ？」

廉「わかったー。」

紫「ご飯しんどかったら無理しなくていいよ？」

廉「ううん、食べれる〜。」

食欲はあるみたいだから良かったけど。

…明日熱とか出ないといいけどな…

夕飯を終えて海人はいつものアニメを観ながらゆらゆら揺れてる。

廉はソファーでゲームしてる。

とくにしんどそうでもないし、大丈夫かな？

とりあえずお風呂入れたり寝る準備させて、海人を寝かす。

廉もちゃんともう寝る準備できてるみたいだったから早めに寝かせた。

……

朝、いつも通り海人を起こした後、廉を起こしに部屋に入る。

紫「廉ー、朝だよー」

廉「おにぃちゃん…ぐすっ…」

見ると廉の顔はものすごい下膨れで…

ムー○ンみたい

一瞬で察する…

廉、まだやってなかったよな。おたふく。

紫「廉、今日は学校お休みしようか。」

廉「うん…ぐすっ…痛いよぉ…」

紫「そうだな、痛いよな。」

廉「俺っ何が起きてるのぉ…ぐすっ」

紫「たぶんおたふくじゃないかな？まだやってなかったよね？」

廉「おたふく？？ぐすっ」

紫「ほっぺたが腫れて痛くなる風邪。みんな小さい時にやってること多いけど、たぶん廉やってないと思うから…」

廉「治る…？ぐすっ」

紫「大丈夫大丈夫。治るよ。海人送ったら病院行くからそれまで寝てるか？」

廉「うん…ぐすっ」

紫「じゃあリビングいるからなんかあったら呼んでね。」

とりあえず海人に朝ごはんを食べさせて学校へ送っていく。

廉の学校に欠席の連絡入れて、自分の会社にもリモートにしてもらえないか交渉。

事情話したらとりあえず今日は有給使っていいと言われたから今日は休みをもらった。

紫「廉、病院行くけど、行く前に朝ごはん食べようか。」

廉「うん…」

おでこを触ると熱もありそう。

紫「食べられそうか？」

廉「痛くて口が開かへん…」

紫「ゼリーとかなら食べられるか？」

廉「うん…」