KINGの家の風邪物語2 (ページ50)

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海人自家中毒ページ50

紫耀サイド

2日前から風邪をひいて熱を出してる海人。

病院に行って風邪薬を出してもらったんだけど、なかなか熱が下がらない。

海「ゲホゲホッ…ズズッ…」

紫「海人、しんどいなぁ。お熱測ろうか。」

海「ゲホゲホッ…ん〜…」

ぐったりしてる海人の脇に体温計を挟む。

ピピピ…

39.1度かぁ…

下がんないなぁ…

紫「海人、お粥食べようか？」

海「ん〜…おぇっ…」

紫「吐きそう？？」

海「ふぇぇぇん…」

いつ吐いてもいいように洗面器用意しとくか。

紫「はい、げぇしていいよ？」

海「ふぇぇぇぇぇん…ゲホゲホッ」

背中をさする。

紫「気持ち悪いね、出していいからな？」

海「ふぇぇぇぇぇ…ゲホゲホッ」

ずっと背中をさすってんだけど吐かなさそうかな？

紫「海人、出ない？」

海「ふぇぇぇぇ…」

しんどすぎてただ泣くばかり…

とりあえず抱っこして落ち着かせる。

紫「よしよし。しんどいね。」

海「ん〜…」

紫「寝るか？」

海「やぁぁぁぁぁ…ゲホゲホッ」

しんどくて寝るのもきついかな？

しばらく抱っこしてると、ウトウトしはじめた。

このまま寝てくれるといいなぁ。

なんとか眠ってくれた海人をベッドにおろす。

結局そのまま眠れた海人は昼過ぎになって目を覚ました。

海「ん〜…ゲホゲホッ」

紫「よしよし。海人、お粥食べるか？」

海「……」

ボーッとしてて聞いてない感じかな…

紫「海人、お粥食べれる？」

海「……ぱっちん…」

お？食欲出てきたのかな？

紫「お粥持ってくるな？」

海「ぱっちん…」

そう言いながら両手を伸ばす海人。

あ、そっか、こんな時でもリビングで食べたいのね。

海人を抱っこしてリビングに連れていき座らせる。

それにしても熱い身体だなぁ…

紫「はい、どうぞ。」

海「……ぱっちん…します…」

紫「ごめんごめん、手を合わせてください」

海「ぱっちん…」

紫「いただきます」

海「いただ…………ゲボッ」

吐いた…

気持ち悪かったんじゃん…

紫「気持ち悪かったねぇ。お粥は終わりにしようか。」

海人の口を拭いたりテーブルを拭いたり…

海「いた…だきます……ふぇぇぇぇん……」

紫「ゲボが出ちゃったから、お粥はおしまい。」

海「ふぇぇぇぇぇん……」

こんなときにこだわり出さなくても…

紫「抱っこしようか。お着替えしよう？」

海「いやぁぁぁ…ゲボッ…うぁぁぁぁん…」