KINGの家の風邪物語2 (ページ46)

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紫耀サイド

海「行きません」

紫「痛いことしないよ？」

海「しないよ？」

紫「だから病院行こう？ちょっと診てもらうだけ。」

海「……」

もので釣るのもよくないけど…

紫「帰りにアイス買ってあげる」

海「チョコミント買います」

紫「よし、じゃあ準備しようね。」

なんとか説得して病院に連れてくることができた。

紫「海人、お熱測るよ」

ピピピ…

海「さん、なな、ろく…ゲホッゲホッ」

紫「はい、ありがとう。」

問診票を出してしばらく待っていると診察室に呼ばれた。

ほっぺたが赤くなってるのも、腕に発疹が出来てるのも、熱も、「りんご病」だと言われた。

そして、よく見ると足にも発疹があった。

赤くなってる頃にはもう感染力はないらしく、熱が下がったら学校に行ってもいいと言われた。

帰りに約束通りアイスを買って帰った。

家に帰ると安定のアニメを観ながらのブロック遊び。

昼ごはんを作りつつ海人の様子をみてる。

相変わらず元気。

微熱くらいだと子どもって普通に元気なんだよな。

あ、ブロック持ってこっち来た。

海「とって」

言えたじゃん！

紫「はい、どうぞ」

海「ありがとう！」

おお、なんかちゃんと会話できてるじゃん。

その後は一緒にお昼ご飯を食べて、何故か一緒にお昼寝して、夕方には熱が下がってた海人。

……

次の日、顔の赤みはまだ続いてるけど、熱が下がって元気いっぱいだったから学校に行かせることにした。

連絡帳にも一応書いておいた。

紫「いってらっしゃい」

廉「いってきます！」

海「いってきます！(ハイタッチ)」

紫「はい、気をつけてね〜」