KINGの家の風邪物語2 (ページ44)

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海人りんご病ページ44

紫耀サイド

紫「手を合わせてください」

海「パッチン…ゲホッ」

紫「いただきます」

廉「いただきます」

海「いただきます…ゲホッゲホッ」

海人咳してるなぁ。

風邪でも引いたかな？

まぁ、さっきも熱は無かったし、様子みとくか。

廉「今日な、体育でマラソンやねん…」

紫「そっか〜、頑張れ。」

廉「え〜…やりたないねんけど〜」

紫「俺も好きじゃなかったもんな〜」

廉「体調不良ってことにして生徒手帳に書いてくれへん？」

紫「ダーメ。ほら、ご飯食べて学校行く準備してきな？」

廉「はーい」

海「ゲホッ…ズズッ…ゲホッ」

紫「海人、しんどい？」

海「？？」

ご飯も食べてるし、大丈夫そうかな？

2人とも学校に行く準備をし、俺はお見送り。

一応海人の連絡帳には風邪気味と書いておいた。

ま、元気そうだから大丈夫だとは思うけど。

廉「いってきまーす」

紫「いってらっしゃい」

海「いってきます(ハイタッチ)ゲホッ」

紫「はい、気をつけてね。」

2人を送り出して、俺は仕事に行く準備。

一応海人の学校から電話がかかってくる可能性もあるしと思って構えてはいたんだけど、結局電話がかかってくることはなかった。

帰宅して、一息ついて海人を迎えに行く。

迎えに行くと相変わらず元気にCMソングを歌ってた。

元気そうでよかった。

まぁ、咳はしてるけど。

家に帰って夕飯の支度をしていると、廉が帰って来て、3人で夕飯を食べた。

海人は相変わらず咳してるけど、食欲はあって完食。

洗い物をやって、海人とテレビを観ていた。

なんか大人しいなぁと思ったら寝ていた。

ベッドに連れていこうと抱き上げると、なんだか熱い？

一応熱を測ってみると37.6度。

ちょっと熱あるなぁ。

まぁ風邪気味だったし、やっぱりかって感じだけど。

一応冷却シートを貼って寝かせた。

明日下がってたらいいけど…

……

朝になって、いつものように朝食を作って廉と海人を起こしに行く。

紫「海人〜朝だよ〜」

海「ゲホッゲホッ…」

え、ほっぺた真っ赤だけど…

慌てておでこに手を当てたけど、思ったほど熱くない。

海人はいつも通りリビングに行って熱を測りに行った。

とりあえず廉を起こしに行くか。

紫「廉〜、起きて〜」

廉「眠い〜あと5分〜」

紫「はい、起きるよ。」

廉「わかった〜」

リビングに戻ると安定の体温報告。