KINGの家の風邪物語2 (ページ42)

今日:19 hit、昨日:54 hit、合計:71,016 hit

･ページ42

紫耀サイド

色々と話してくれた廉。

だいぶ反省してるみたいだし、ちゃんと謝れば許してくれるかもってことでなんとか落ち着いて眠った。

……

朝、海人と廉を起こしに行く。

海人は相変わらずの寝起きの良さ。

ただ、廉の様子がおかしい…

紫｢廉、朝だよ。｣

廉｢うん…はぁ…｣

お腹おさえて苦しそう…

紫｢お腹痛いのか？｣

廉｢…大丈夫…はぁ…｣

紫｢トイレ行くか？｣

廉｢うん…はぁ…はぁ…｣

なんとか支えてトイレまで連れていくと、かなりの勢いで下してた。

紫｢廉、きついなぁ…。今日は学校お休みしようか？｣

廉｢あかん…行く…｣

紫｢でも、こんな状態じゃしんどいでしょ？｣

廉｢絶対行く…はぁ…ん…俺っ…謝らないとっ…｣

紫｢でも、さすがに無理でしょ…｣

なんとかトイレを出た廉。

朝ごはんなんかとても食べられる状態じゃないのに、無理やり食べようとしてる。

紫｢無理して食べなくていいよ？｣

廉｢食べられるっ…ん…学校行くっ…｣

紫｢無理して食べると余計しんどくなるよ？｣

廉｢……んっ…はぁ……ゲボッ…｣

あー、吐いちゃった。

紫｢だから言ったじゃん。手洗ってきな？｣

廉｢ゲェェェ…ゲボッ…ゲホッゲホッ｣

紫｢おお…。まだ出る？｣

廉｢……ゲェェェ…｣

どう考えても学校無理でしょ…

廉｢行く…ぐすっ…絶対行く…ひっく…｣

海｢痛い痛いえんえん？｣

紫｢うん、廉くんしんどいみたい。｣

廉｢もう出ない…ひっく…ひっく｣

紫｢口ゆすいできな？行ける？｣

廉｢うんっ…ひっく…ひっく…｣

とりあえず吐いちゃった所を片付けて、廉の様子を見に行く。

また洗面所で涙流しながら吐いてた。

紫｢しんどいなぁ…｣

廉｢しんどくないっ…学校行くっ…ゲホッゲホッ｣

これは休ませる方が難しそうだな…

紫｢わかった。今日おにいちゃんお休みだからさ、遅刻して行こうか。｣

廉｢遅刻…？｣

紫｢ちょっと落ち着いてから遅刻して行って、お友達に謝って、身体しんどかったら帰っておいで？｣

廉｢……そうする…｣

紫｢じゃあ、ちょっと海人送ってくるから、寝ときなね？｣

廉｢うん……｣

海人を学校に送って、家に帰ると廉は寝てた。

寝れてるってことは少しは落ち着いたかな？

少しすると起きてきた廉。

紫｢具合どう？｣

廉｢ちょっと落ち着いた…｣

紫｢学校どうする？｣

廉｢今から行く…｣

紫｢行ける？｣

廉｢行ける…｣