KINGの家の風邪物語2 (ページ38)

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海人中耳炎ページ38

紫耀サイド

最近海人が鼻風邪引いてて、また鼻をグズグズしてる。

海｢グチュン……ジュルジュル…｣

紫｢海人、鼻水舐めないよ。ティッシュ持ってきな。｣

海｢ん〜ジュルジュル…｣

紫｢お鼻かんで？｣

海｢ふんっジュルジュル…｣

鼻をかむのはだいぶ上手くなってきたけど…

今回の鼻風邪はなかなか酷そう。

さて、夕飯にするか。

紫｢廉ー！海人ー！ご飯にするよ〜｣

紫｢手を合わせてください｣

海｢ぱっちん…ズルズル｣

紫｢いただきます｣

廉｢いただきます｣

海｢いただきます……ジュルジュル…｣

ご飯は食べれてるみたいだけど、大丈夫か…？

さすがにちょっとだるそう。

それに、最近よく耳を触ってるのも気になるな。

ご飯を終えて、廉は自分の部屋に行き、海人は大好きなアニメを観てる。

ささっと片付けをし、パソコンを広げて仕事をしようとすると、珍しく海人が膝に乗ってきた。

紫｢ん〜、どうした〜？｣

海｢ジュルジュル…｣

なんか熱い……？

紫｢ちょっとごめんな？｣

おでこを触るとちょっと熱い。

熱出てきちゃったか…

体温計を挟んで熱を測ると37.8度。

あちゃ〜…

だから珍しく甘えてきたのか。

紫｢海人、お熱あるね。おでこにペッタンしようか。｣

海｢ん〜…ジュルジュル…けほっ｣

しんどいからかあんまり機嫌もよくない。

明日は学校休ませて病院連れて行くか。

体調悪くて抱っこちゃんになってる海人を抱っこしながら仕事をしてると、ウトウトしはじめたからベッドに寝かせた。

お風呂はいって海人のベッドの横に布団を敷いて寝る準備をしていたときのこと

海｢ふぇぇぇん……ジュルジュル…｣

紫｢どうした？しんどいねぇ。｣

海｢いやぁぁぁ……ジュルジュル…｣

なんか左耳をおさえてる？

紫｢お耳痛いの？｣

海｢痛いのぉ〜？ジュルジュル…｣

耳が痛いって…

もしかして中耳炎か？

紫｢痛いの治すお薬飲む？｣

海｢いやぁぁぁ〜…ジュルジュル…｣

紫｢お薬飲んだら楽になるよ？｣

海｢いやぁぁぁ……ゴホゴホゴホッ｣

痛み止め飲ませてあげたいんだけど、ちょっと難しそうだな…

ガチャ

廉｢海人どうしたん？｣

紫｢ごめん、起こしちゃったか？｣

廉｢ううん、まだ勉強してたから。海人大丈夫なん？｣

紫｢耳が痛いみたいで…でも薬飲みたがらないんだよな。｣

廉｢そうなんや。……海人、お耳痛いの？｣

海｢痛いのぉ〜？ひっくひっく……ジュルジュル｣