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紫耀サイド
夕方、海人のお迎えに行き、夕飯の支度をしている時。
海人が廉の部屋の前に立ってた。
紫「海人、どうした？」
海「病院行きます？」
紫「ご飯食べたら決めようか。」
海「決めようか。」
廉のことは気になってるんだろうな。
夕飯を食べ終え、食器を洗っていると、俺が廉の病院に行く時にいつも持っていくカバンを持った海人がやってきた。
海「病院、行きます？」
紫「行きたい？」
海「行きたい？」
カバンを持ってきたってことは、行こうと思ってるってことだよな。
やっぱり廉のことが気になるんだろうな。
紫「行こうか。」
海「行こうか！」
廉サイド
今日はおにいちゃんから来れないというメッセージは来てないから、来てくれるってことかな…
でも、期待しちゃうと違ったときにショックだから、あんまり期待しないほうがいいかな…
ただ、今日はなんだか吐き気があって、すごく体調が悪いねん。
廉「うっ…」
吐きそう…
ナースコールを押すと、すぐに看護師さんが来てくれた。
容器を抱えながら、看護師さんに背中をさすってもらい、ゲェゲェ戻す。
廉「ゲェェェ…ゲホゲホッ…ゲボッ」
看「しんどいねぇ。大丈夫だよ。」
はぁ…しんどい…おにいちゃんに会いたい…
俺、死ぬんかな…
廉「ゲェッ…ぐすっ…ゲボッ…ゲホゲホッ」
涙が出てきてもうた…
でも泣いてるんちゃうし、吐いたから涙が出てきてるだけやし。
看「廉くん、大丈夫だよ〜。」
ほんま、嫌になる…
そのとき
紫「廉、おまたせ。気持ち悪くなっちゃったか？」
おにいちゃん…！
廉「ゲホゲホッ…気持ち悪い…ぐすっ」
紫「看護師さん、俺代わります」
看護師さんと代わっておにいちゃんが背中をさすってくれてる…
落ち着く…
廉「ひっく…ひっく…ゲホッ…ぐすっ…」
何故か涙が止まらない…
紫「しんどかったな。心細かったよな。ごめんな？」
廉「うぐっ…ぐすっ…ゲホゲホッ…んっ…」
紫「よしよし、頑張った頑張った。」
廉「んっ…ゲホゲホッ…ぐすっ…」
紫「もう出ない？」
廉「うんっ…ぐすっ…」
吐くものが無くなって、気持ち悪さが無くなってきた。
そしたら、おにいちゃんがギュッて抱きしめてくれた。
紫「よしよし。」
すると、小さめの手が背中を撫でてくれた。
…海人だ。
海「痛い痛い？えんえん？」
紫「海人も心配してるよ。辛かったな。」
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名無し70716号(プロフ) - ありがとうございます！！楽しみにしています！ (10月23日 16時) (
レス) id: a930f0000a (このIDを非表示/違反報告)
GEN(プロフ) - 名無し70716号さん» ありがとうございます。もちろんあります。楽しみにお待ちくださいね。 (10月23日 7時) (レス) id: 92ef1d86d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：GEN | 作成日時：2023年10月19日 17時
