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廉サイド
もうすぐ、おにいちゃんたち来る頃かな。
夜になるとやっぱり少し寂しくなってくるから、会えるのが待ち遠しい。
まだまだ熱も高いし、咳もしんどいから、やっぱり心細いねん。
そんなことを思ってたら、スマホにメッセージが入った。
『海人が具合悪くなったから今日そっち行けない。ごめん。』
…そっか…
海人大丈夫かな…
正直寂しい…
『俺は大丈夫やから。海人お大事に。』
これだけ書いて送信した。
ほんまは大丈夫やない。
今も熱と咳と気持ち悪さでめっちゃ不安やねん。
だけど、海人の具合悪いなら仕方ない。
廉「…はぁ……」
少しがっかりしていると、看護師さんが検温にやってきた。
看「あれ？今日はお兄さんまだ来てないんだね。」
廉「はい…弟が具合悪いみたいで…ゲホッ」
看「そうなんだね。寂しいね。」
廉「別に寂しくないです…」
看「廉くんは強いね。お熱測ってくれるかな？」
廉「はい。」
本当は強くなんてない…
ほんまは泣きそうやねん…
ピピピ…
看「39.6度。今しんどいよね。お薬持ってくるね。」
廉「ありがとうございます…ゲホゲホッ」
昼は38度くらいまで下がるのに、夜になるといつも熱が上がるんだ。
俺、ほんまに治るんかな…
少しすると看護師さんが熱を下げる薬とお水を持ってきてくれた。
看護師さんの目の前で薬を飲んで、そのあとはとりあえず目を閉じてた。
紫耀サイド
廉に行けないと連絡すると、大丈夫だと返事がきた。
本当は大丈夫じゃないってことくらいわかってるけど、海人の嘔吐も心配だから、近くの病院に連れていかないと。
病院が閉まるギリギリのところでなんとか診察してもらうことができた。
結果は、ストレスとのことだった。
たしかに、ここ数日はいつもと違う動きさせてたし、海人なりにたくさん我慢してきたんだろう…
無理させすぎちゃったかな…
青い顔して寝てる海人の寝顔を見ながら少し反省。
……
次の日にはケロッと治って元気いっぱいの海人。
だけど、今日は廉の病院どうしよう…
そう悩んでいると
海「ごちそうさま、病院、行きます？」
紫「夜、廉くんのところ行くかってこと？」
海「行きます？」
紫「海人はどうしたい？行きたい？」
海「行きたい？」
これは、行きたいということなのか、ただのオウム返しか…
判断が難しい…
これは夜になってもう一度聞いてみた方がいいな。
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名無し70716号(プロフ) - ありがとうございます！！楽しみにしています！ (10月23日 16時) (
レス) id: a930f0000a (このIDを非表示/違反報告)
GEN(プロフ) - 名無し70716号さん» ありがとうございます。もちろんあります。楽しみにお待ちくださいね。 (10月23日 7時) (レス) id: 92ef1d86d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：GEN | 作成日時：2023年10月19日 17時
