･ ページ31
廉サイド
それにしても寒い。
やっぱり熱上がってきたのかなぁ…
もう一度体温計を脇に挟む。
ピピピ…
37.2度か…。
誤差の範囲かなぁ。
やっぱり思ったより熱ないんやなぁ…
あまりに寒いから、どこかにしまってあったカイロを探してそれを持って寝ることにした。
少しウトウトしたけど、やっぱり寒くて眠れない…
布団にくるまってなんとか耐えた。
昼頃、一応お弁当を食べようと思って布団から出ると、少し頭がクラクラしてきた。
熱出てきたかなぁ…
体温計を挟むと、今度は38度。
やっぱり熱あるやん。
何故かちゃんと熱が出てることにちょっと安心した。
あんまり食欲ないけど、お弁当食べないと…
頑張ったけど、白米半分食べただけでギブアップ。
はぁ…しんどい。
俺はまたベッドで横になった。
どれだけ寝たのか…
自分の咳で起こされた。
廉「ゲホゲホゲホッ！」
紫「廉、しんどそうだなぁ。」
廉「おにいちゃん…帰ってきてたん？ゲホゲホゲホッ！」
紫「さっき帰ってきたところ。熱は？あれから測った？」
廉「お昼に測った時38度やった…」
紫「そっか。お弁当あんまり食べれなかった？」
廉「食欲なくて…。残してごめんなさい。」
紫「残すのは全然気にしなくていいよ。ごめんね、食べやすいお粥とか作っておけばよかったな。」
廉「ううん…ゲホッ！ゲホッ！」
紫「咳苦しそうだなぁ。あ、もう一度熱測って？」
廉「うん…」
ピピピ…
紫「貸して？…うわ、39度だ。しんどいよな…」
廉「うん…ゲホッ！ゲホッ！ゲホゲホゲホッ！」
紫「ちょっとお水飲もうか。」
廉「うん……ゴクゴク…」
紫「あ、もうこんな時間…。海人迎えに行ってきていいかな？」
廉「うん…ゲホッ！」
紫「ごめんな、すぐ帰ってくるから。何かあったら連絡してな？」
廉「わかった…ゲホゲホッ！」
咳が酷くなっててしんどい…
なんか息吸うと胸が痛い…
俺、ほんまにただの風邪なんかな…
頭もガンガンしてきた…
もういやや…
紫耀サイド
海人を迎えに行って、家に帰って廉の様子を確認すると、また眠ってた。
それにしても熱も高いし、咳も酷くなっててかなりしんどそう。
学校休ませて正解だったな…
とりあえず今のうちに夕飯と廉のお粥作るか。
夕飯ができて、テーブルに並べる。
廉はまだ寝てるみたい。
紫「海人、ご飯食べるよ〜。お片付けしてください。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 161人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
名無し70716号(プロフ) - ありがとうございます！！楽しみにしています！ (10月23日 16時) (
レス) id: a930f0000a (このIDを非表示/違反報告)
GEN(プロフ) - 名無し70716号さん» ありがとうございます。もちろんあります。楽しみにお待ちくださいね。 (10月23日 7時) (レス) id: 92ef1d86d3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：GEN | 作成日時：2023年10月19日 17時
