KINGの家の風邪物語2 (ページ30)

今日:37 hit、昨日:60 hit、合計:70,980 hit

廉肺炎ページ30

紫耀サイド

今日も朝ごはんを作ってから弟たちを起こしに行く。

海人を起こして、次は廉。

紫「廉〜、朝だよ〜」

廉「う〜ん……おにいちゃん…」

紫「どうした？」

廉「ゲホッゲホッ…咳しんどいから、今日休みたい…」

確かに、昨日からちょっと咳してるなぁとは思ってたけど…

今日は半日授業の日って言ってたし、給食無しで午前中で終わりなんだから、熱がなければ学校行ってくれるといいんだけどなぁ…

ちなみに海人も給食なしだからお弁当を持たせて学童で預かってもらう。

廉は1人で留守番だけど、廉にもお弁当作ってあるからそれを食べてもらおうと思ってるし。

紫「体温計持ってくるから待ってて？」

廉「おん…ゲホッ」

海人の体温報告を聞いてから体温計を廉の元へ持っていく。

紫「はい、熱測ってみて？」

ピピピ…

紫「何度？」

廉「36.9度。」

紫「うーん、平熱ではないけど…。今日半日だけど学校無理？」

廉「…しんどい…」

本人がしんどいって言うんだから、休ませるか。

紫「お兄ちゃんお仕事行っても平気？」

廉「一人で寝てるから大丈夫。ケホッ」

紫「早めに帰るようにはするけど、何かあったら連絡して？」

廉「おん…ゲホッ」

ちょっと心配だけど、熱が高いわけでもないし、まぁ大丈夫かな。

とりあえず海人にご飯食べさせて学校まで送って行かなきゃな。

廉サイド

昨日から喉がおかしくて、咳が出ててん。

なんか、喉というより、その奥…気管支？のあたりが痛い感じがして、めっちゃしんどい。

絶対熱あると思ったんやけど、思ったより低くてびっくりした。

なんか、あんまり熱ないのに休むの、ちょっと罪悪感…

でも、体感38度以上ある感じするんだけどなぁ…

紫「廉、今から海人送って、そのまま仕事行っちゃうけど、大丈夫？」

廉「おん…」

紫「なんかあったら連絡しろよ？」

廉「わかった…ゲホッ」

紫「リビングに朝ごはんのパンと昼ご飯のお弁当置いてあるから食べなよ？」

廉「うん……」

紫「いってきます。」

廉「いってらっしゃい。」

あーあ、お兄ちゃんお仕事行っちゃった。

一人で寝てるの、なんか寂しいな…。

それに、なんか寒い。

1枚パーカー羽織って寝よう…

少し寝てたんだけど、手足が冷たくて目が覚めた。

ココアでもいれよう…。

リビングに行ってポットでお湯を沸かして、ココアをつくる。

あ、朝ごはん食べてなかった。

ココアで暖を取りながら一口だけパンを食べた。