KINGの家の風邪物語2 (ページ28)

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紫耀風邪ページ28

紫耀サイド

海人の鼻風邪が落ち着いた頃、まさかの俺に風邪がうつるという事態が…

鼻かむ練習で海人の鼻水を何度も触っちゃってたもんな…

鼻水と軽い咳が出る程度だけど、もう、何やってんだよ。

紫「では、手を合わせてください」

海「パッチン！」

紫「いただきます」

廉「いただきます」

海「いたーだきます！」

廉にはうつらなかったし、風邪が治った海人は元気いっぱい。

紫「ハックション！」

廉「おにいちゃん、大丈夫？」

紫「大丈夫大丈夫。ズズッ。」

廉「じゃあ、いってきます！」

紫「はい、いってらっしゃい」

海「いってきます！(ハイタッチ)」

紫「いってらっしゃい。」

無事2人を送り出し、俺も仕事へ行く。

紫「ケホケホッ…ズズッ」

久々に風邪引くと、大したことなくても身体だるいなぁ。

早く治さないと。

なんとか仕事を終え、海人を迎えに行き、夕飯の支度。

少しすると廉が帰ってきた。

ガチャ

廉「ただいまー」

紫「おかえりなさい。もうすぐご飯できるからな。ケホッ」

廉「はーい」

ご飯作ってて、味見してるんだけど、鼻が詰まって味がよくわからない…

まぁ、勘で作るか。

紫「手を合わせてください」

海「パッチン！」

紫「いただきます」

廉「いただきます」

海「いたーだきます！」

味大丈夫かな…？

2人とも普通に食べてるから大丈夫か。

廉「お兄ちゃん、ご飯食べへんの？」

紫「あぁ、食べる食べる。ちょっと考え事してた。ケホッ」

とは言ったものの、あんまり食欲ないんだよな…

身体もだるいし、ちょっと頭も痛いんだよな…

久々の風邪だとこの程度でもキツいなぁ。

紫「ケホケホッ…ズズッ…はぁ…」

廉「お兄ちゃん、大丈夫？」

紫「平気平気。ズズッ」

廉「しんどいん？」

紫「大丈夫だよ。ほら、廉はご飯食べな？」

廉「ねぇ、熱は？」

紫「無いよ。大丈夫だから。」

廉「測ったん？」

紫「測ってないけど、ないと思うから。」

廉「熱測りなよ？なんかしんどそうやし…」

紫「いや、いいって…ケホッ」

すると、海人が急に席を立ってどこかへ行った。

そして、手には体温計を持って戻ってきた。

海「ピッピします」

廉「ほら、海人も言ってんで？熱測り？」

紫「いや…でも…」

海「ピッピします」

紫「わ、わかったよ…」

2人におされて仕方なく体温計を挟む。

たぶん熱は無いと思うんだけどな…