KINGの家の風邪物語2 (ページ21)

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紫耀サイド

お昼になって、寝てる海人を起こすと、痛み止めが切れて痛みがあるのかちょっと不機嫌…

紫｢海人、おうどん食べる？｣

海｢ふぇぇ…食べるぅ？｣

紫｢ほっぺた痛いねぇ。｣

海｢痛いねぇ…ひっく…ふぇぇ…｣

首元を触ったところ、少し熱も上がってそう。

紫｢ご飯の前にお熱測ろうか。｣

海｢ふぅぅぅぇぇぇん…｣

熱を測ると38度。

しんどいよなぁ。

紫｢はい、おうどん。自分で食べられる？｣

海｢うぇぇぇん…ぱっちんしますぅ…｣

紫｢うん、手を合わせてください。｣

海｢ぱっちん…｣

紫｢いただきます｣

海｢いたぁらきます…｣

泣きながら、いただきますの儀式はちゃんとやる海人。

ゆっくりゆっくり1本ずつうどんを食べてる。

食べたいけどほっぺたが痛いのか泣きながら食べてる…

海｢ふぇぇ…ぐすっ…モグモグ…ぐすっ｣

紫｢しんどかったらやめとこう？｣

海｢やぁぁぁ…ぐすっ…モグモグ…｣

痛いけどお腹は空いてるんだろうな…

なんとか完食し、難関のお薬タイム。

紫｢海人、痛いのなくなるお薬飲もうか。｣

泣くかな〜と思ってたら、よほど痛いのか自ら口を開ける海人。

紫｢偉いなぁ。｣

小さく開けた口に薬を入れてお水を渡すと頑張って飲んでくれた。

紫｢偉かったね。よく頑張りました。｣

海｢よくがんばりました…ぐすっ…｣

その後、薬が効いてきたのか、アニメを観ながらミニカーのタイヤを回して遊んでた。

このまま回復していくといいな。

……

数日後、ほっぺたの腫れも引いて、元気に学校にも行けた海人。

ようやく我が家のおたふく風邪は終わった。