KINGの家の風邪物語2 (ページ14)

今日:7 hit、昨日:60 hit、合計:70,950 hit

海人おたふく風邪ページ14

紫耀サイド

廉のおたふくが落ち着いて、もうすぐ学校行けるかなって頃。

夕飯をみんなで食べてた。

廉も普通のご飯を食べられるようになったから、今日は廉も海人も好きなハンバーグにした。

廉「うっま！」

紫「それは良かった。ちゃんと噛んで食べなよ？」

廉「おん！」

ふと海人を見ると、あんまり食べてない。

それに、少しボーッとしてて元気ない。

紫「海人、お腹すいてない？」

海「……」

おでこを触ってみたけど、熱はなさそう。

おたふくうつっててもおかしくないし…と思って耳の下を触ってみたけどよくわからなかった。

でも確実にこれは熱が出る前の感じだよな。

紫「海人、おなかいっぱいだったらごちそうさましようか。」

海「……」

紫「海人？」

海「ふぇ〜…ん〜…」

なんか機嫌悪い。

しんどいのかな。

紫「ベッド行こうか。」

抱っこでベッドに連れていく。

ベッドにおろそうとすると、腕にしがみついて離れない。

仕方ないから抱っこでまたリビングへ戻り、片付けをする。

廉「ごちそうさまでした！」

紫「お、全部食べられたな！」

廉「美味しかった！…海人大丈夫？」

紫「うーん、熱出るかもね。」

廉「そっか、洗い物俺やっておこうか？」

紫「大丈夫、廉も病み上がりでしんどいでしょ？寝てな？」

廉「大丈夫やで？やっとくで？」

紫「廉、明日から学校行くんでしょ？明日のためにも休んどきな？」

廉「わかった。」

とりあえず洗い物するか。

海人を抱っこしたままだと洗いにくいなぁ…

まぁ筋トレになるからいいか。

なんとか洗い物を終え、ソファーで海人を抱っこ。

海「コンコンッ…ケホッ」

咳も出始めたなぁ。

もしかしたら普通の風邪かもしれないなぁ。

まぁ、様子見るか。

俺の胸元に顔を埋めてグズグズ言ってる海人。

紫「しんどいねぇ。」

海「ん〜…ケホッ」

長いことグズグズしてたけど、ようやく眠った。

そっとベッドにおろして、必要そうなものを準備。

今日は隣で寝た方が良さそうだから、布団も持ってきておくか。

俺もササッとお風呂に入って寝る準備をしておく。

入れるうちに入っておかないとタイミングなくなる気がするし。

廉の様子を見に行くと、珍しく勉強してた。

休んでた分が不安なのかな。

早めに寝るように声をかけて海人のもとへ。

海人、顔が赤くなってきてる…

おでこを触ると熱くなってきてた。