KINGの家の風邪物語2 (ページ12)

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廉サイド

めちゃくちゃ身体楽なったから調子乗ってゲームしてたんやけど、なんか急に頭痛なってきた…

でもお兄ちゃんに言ったらゲームしてたせいやって怒られそうやし、言うのやめとこ…

とりあえずゲームやめてソファーで目を閉じる。

紫耀サイド

ソファーでゲームしてた廉が、ゲームを置いて目を瞑ってる。

ちょっと顔が赤くなってる気がするなぁ。

紫「廉、大丈夫か？寝るならベッド行けよ？」

廉「うん…」

しんどくなってきたか？

紫「おでこ触るな？」

廉「いいっ…」

何故かさけられた。

紫「どうした？」

廉「どうもしない…」

紫「じゃあ触らないからもう1回熱測って？」

廉「さっき測ったからええし…」

紫「もう一度測って。」

廉「…いやや…」

紫「なんで？熱上がってたら薬飲まないといけないでしょ？」

廉「だって…俺…」

紫「どうした？怒らないから言ってみ？」

廉「さっきゲームしてたから…熱上がったかもしれへんもん…」

ん？怒られるとでも思ってたのか…？？

紫「そんなこと気にしてたの？」

廉「ゲームしてたせいやって怒られると思った…」

紫「そんなことで怒らないよ笑。しんどくなってきちゃった？」

廉「うん…頭痛い…」

紫「おでこ触っていい？」

廉「うん…」

紫「熱上がってきたかもね。まぁ夜は熱上がりやすいから仕方ないよ。熱測って？」

廉「うん…」

ピピピ…

紫「見せて？…あぁ、38.5度だね。解熱鎮痛剤飲んでおこうか。」

廉「おん…」

紫「ベッド行けるか？」

廉「うん…」

ベッドに寝かせる。

紫「寒くない？」

廉「寒い…」

紫「毛布出そうか。」

また熱上がりそうだな…。

あとで熱測るか。

紫「あとはどこしんどい？」

廉「ほっぺた痛い…」

紫「冷却シート貼ろうな。」

少し様子を見てると眠れたみたい。

リビングに戻るとCMソングを歌いながらクルクル回ってる海人。

元気でいいことだ。

ま、近いうちにうつるんだろうけどね。

子どものうちにおたふくはうつっちゃったほうがいいしね。

大人になってからなると大変らしいから。

あ、俺は小さい時になってるからもう大丈夫なんだけどね。

とりあえず海人をお風呂に入れたり寝る準備をさせて、ベッドへ誘導する。

海人はさっきから相変わらずCMソングを無限に歌い続けてる。

なんかテンション高い…。

早く廉のところ行きたいから寝て欲しいんだけどな…