KINGの家の風邪物語2 (ページ2)

今日:29 hit、昨日:60 hit、合計:70,972 hit

廉海人インフルエンザページ2

紫耀サイド

海人を迎えに行って、夕飯の支度をしてたときだった。

廉｢ただいま…｣

紫｢おかえり〜。今夕飯作ってるからな。｣

廉｢お兄ちゃん…｣

紫｢どうした？｣

廉｢頭痛い…｣

紫｢え…頭痛いの？ちょっと熱測って。｣

廉｢うん……｣

ピピピ…

紫｢何度？｣

廉｢37.6度…｣

紫｢ご飯できるまで寝とくか？｣

廉｢うん…｣

とりあえず廉のご飯はお粥にしとくか。

夕飯を作り終え、体温計を持って廉の部屋に様子を見に行く。

紫｢廉、具合どう？｣

廉｢お兄ちゃん…寒い…｣

おでこに手を当てると、かなり熱い。

紫｢ちょっと熱測ろうか。｣

ピピピ…

紫｢38.9度…。｣

こんなにいきなり上がるのって…

紫｢明日の朝病院行こうか。｣

廉｢うん…｣

紫｢お粥できたけど、食欲ある？｣

廉｢ない…｣

紫｢じゃあ、先に海人にご飯食べさせてくるから、それまで寝ときな？｣

廉｢うん…寒いよぉ…｣

紫｢毛布持ってきてやるからな。｣

まだ仕舞ってあった毛布を取り出して、廉にかけてやる。

紫｢じゃあ、また後で来るからな。なんかあったら呼べよ。｣

廉｢(コクン)｣

とりあえず海人にご飯を食べさせ、俺もついでに食べて、廉の部屋にお粥と冷却シートを持っていく。

紫｢廉、お粥持ってきたぞ。｣

廉｢う〜ん…食べたくない…｣

紫｢気持ち悪い？｣

廉｢ううん、気持ち悪くないけど…食べたくない…｣

紫｢一口だけでも食べられない？｣

廉｢…頑張る…｣

紫｢うん。じゃあ食べさせてあげるな。フーフー…あーん｣

廉｢あー…モグモグ。美味しい。｣

紫｢もう一口食えるか？｣

廉｢もういい…｣

紫｢そっか。冷却シート貼ろうか。｣

廉｢うん…｣

紫｢今、関節とか筋肉とか痛かったりする？｣

廉｢うん、痛い…｣

やっぱり…

紫｢インフルエンザかもしれないね。明日病院で診てもらおうな。｣

廉｢うん…｣

紫｢じゃあ、海人風呂入れたり寝かしたりしてくるから、ゆっくりしとけよ。｣

廉｢うん…｣

アニメを見ながら楽しそうにクルクル回ってる海人をお風呂に入れ、歯磨きをさせて、寝かす。

でもいつもより少し早いからか、なかなか寝てくれなくてちょっと手こずった。

部屋を暗くしてお腹をトントンしてやったらなんとか寝てくれた。

今度は廉の様子を見に行かないと。

廉の部屋のドアをそっと開けると、眠れてるみたいだった。