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「やめ、と、止めるでゲス!おいやめ…
うおぇぇ…」
止めろ止めろと仰るからブレーキを思いっきり押したところ、車が急停止した。
「何するぞい!運転がヘタすぎるぞい!」
『…ウーン、やっぱり足が無いとこういうのは不便ダナァ。足は生やせないのカナ。』
「聞いてるんでゲスか!!」
『ハイ』
デデデ達の方に向き直ると、エスカルゴンは顔を真っ赤にして怒っていた。
「大体、無理矢理車に乗り込むなんて、非常識もいいとこでゲス!
なんというか野蛮というか知性のかけらもないと言うか!
とにかく陛下!こんな奴さっさと…」
エスカルゴンの説教を聞き流していた時、背後から人の声がした。
「デデデと申す者はお前か!
覚悟ーーっ!」
突然出て来た老人はデデデを見つけると、ひん曲がった何かで彼等をぶち始めた。
「A、なんでこんな所に…」
『フーム。チョット大王達にイタズラを…
それより、あの人はダレ?』
「騎士だってさ。」
『騎士?』
老人の方をじっと見る。
騎士と名乗る割には武術がなっていないようで、無造作に武器を振り回しているだけだった
...ソードとブレイドにも遊ばれてるじゃないか
「とりあえず、メタナイト卿に話を聞きにいきましょ」
ソードとブレイドが引いたのを確認し、家の影へ移動する。
「メタナイト卿、あの人は...」
「かなり変な老人だ。」
そうきっぱりと言いきるので「キミも変な老人じゃないか?」と言いかけたが、少し仕舞っておくことにしよう。
「私たちはこれから船を直しに行きます。」
「早く帰ってもらった方が安全です。」
船...はもしかして昨日上空でうろちょろしてた奴かな。
『メタナイト卿、お願いがアルんダケド...
ワタシも同行してもイイ?船の知識ぐらいは沢山アルシ...』
とりあえず手伝いをしたいと思っての申し出だったけど、今のワタシの立場からするとかなり怪しいんじゃ...
「...そうだな。人手は多い方が良い。」
メタナイト卿の了承が得られるとは思ってなかったので驚いたが、船が墜落したという場所に向かうことにした。
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東方&カービィラブ - いえいえ、こちらこそこんなに素敵な作品を作っていただき感謝しています!続編...!?大変だとは思いますが、少し楽しみです。夢主ちゃん可愛いですね!画力があって羨ましい...!引き続き応援させていただきます。 (2018年6月30日 22時) (レス) id: 17342e30fb (このIDを非表示/違反報告)
ステラテス(プロフ) - 東方&カービィラブさん» 初めの頃から見て下さりありがとうございます。この流れだと続編まで行きそうですかね…?夢主のイラスト、投稿しておきますね。 (2018年6月23日 22時) (レス) id: 6d5110580c (このIDを非表示/違反報告)
ステラテス(プロフ) - コハクさん» とても嬉しいお言葉、ありがとうございます。優しいお方なのですね。その声掛けが1番嬉しかったです。 (2018年6月23日 22時) (レス) id: 6d5110580c (このIDを非表示/違反報告)
東方&カービィラブ - うわぁ...続きが気になります〜!これからも応援してますね。 (2018年6月23日 20時) (レス) id: 17342e30fb (このIDを非表示/違反報告)
コハク - 続いてくれて、嬉しいです。無理しちゃダメですよ。応援してます。 (2018年6月16日 1時) (レス) id: 8996be223c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ステラテス | 作成日時:2018年1月7日 4時