遥か遠くから、【星のカービィ】【更新停止】

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ヤブイ、とか言う人の家に行き、診察台の上で寝転んでいた

「ヤブイさん、何か分かった？」

「…うぅむ。こりゃ、わしには分からんな」

「エネルギーをどこから取ってるか、も？」

「目に見えなかったらわしにはどうする事も出来ん。
とにかくお手上げじゃ。」

「…あなたって本当に謎に満ちてるわね。」

フームは苦笑いをしてこちらを向いた。

『そりゃあドウモ…
分かりヤスイって言われるんダケドナァ。』

彼の事を考え、ふと思い出した。

『ヤブイさん、今日って何日かワカル？』

「今日は…"3月16日"、じゃが。
どうかしたのかね？」

『ア、いえ…ナンデモ。』

あぁ。しまった。

今日発売されるゲームとやらを彼とプレイしようと思っていたのに。

「何か大切な日だった？」

『マァ、ちょっとネ。約束をシテテ…
そうだ、ヤブイさん。今日はアリガトウ』

ドアを閉める直前、
「次は怪我をして来てくれると助かるんだがのう」、と聞こえた

…昨日の背の高いオレンジといい、ここの国民は何かおかしいような…


「そうだ、A。
この前も話してたけど、誰か仲間がいるの？」

『…アンマリ深くは話せないケド、一緒に遺物の研究をしてる奴が1人。
今頃困って待ってるカナァ。』

「あら、待ち人がいるなら貴方も早く帰らなくちゃね。うふふ」

フームはやけに楽しそうに笑った

『待ち人って。
ソモソモ待ってるのはワタシじゃなくて、エナ…遺物だろうシ。』

「どうかしらねぇ。
案外お似合いだったりして。」

"__ともお__い_のサ！
…___、________"

なんだか聞いた事のある台詞だった。

『アレのことを見た事も無い癖ニ…』


…あれ、誰が言ってたんだっけ

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