【マ○】美しいモノには毒がある

十一話 ｢声の主は闇と影の…｣ ページ17

Aside




｢あ…かい…｣



?《ふっ…》



男は俺を視界にいれた瞬間微笑んだ




カッコいい…



その男は髪と瞳が紅く血のようだ



だがとても美しく


男にとても似合っていた




俺は男に見とれていたら男が何かを呟いた





？《やっと会えた…この時をどれ程待ちあびたことが…》



何を言っているんだ？



俺は男とは初めて会った…



そうえば…この声



俺を呼んでいた声と一緒だ…



「なぁ…あんたなのか？おれをよんでいたのは｣



俺は男に問うた



？《そうだ…俺はお前をよんだ》



「なんのために｣



?《それは…お前が俺の主だから》



は？



俺が…主？



「なんで…｣


？《お前が生まれた時から決まっていた》



「しょうこ…は？｣



？《ふっ…証拠はあるそれだ》



男は俺の横にあるルフを指さした



指さしたルフの色は…









紅の…ルフ…




？《そのルフはお前が俺の主と示すもの…》



？《そして俺が自ら望んだこと…》



「なぜおれをあるじとのぞむんだ…｣



?《俺はお前が生まれた時からずっと側にいたから…お前を愛してしまったから…好きだから…》




そ…か…



あ｢なら…おれのもくてきもしってるのか？しっていてもまだおれをあいするのか？｣




?《あぁ…勿論》



「わかった…おれがおまえのあるじだとみとめる｣



認めるしかない



「あんたのなまえは？｣



?《俺の名前はヤヨイ…闇と影の精霊の王でありジン》


「やよい…いいなまえ…｣


ヤヨ《ありがたきお言葉…》



「やよい…ぜったいおれをうらぎるなそしておれがしぬまでずっとそばにいろ｣



ヤヨ｢yes…我が主の仰せのままに｣

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