いつか…１ ページ46
時系列：２章のおわりごろ
ベルモットと電話で話す前くらい
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残党の襲撃を警戒して、りおはまだ工藤邸に居候している。
今日は金曜日。りおは洗濯物を干していた。
昴は朝から出かけていて、今は一人だ。
「ふ〜。良いお天気…。
今日は良く乾きそうだわ。」
雲一つない青空が広がる。
今週はずっとどんよりした日々が続いていた
ので、気持ちも心なしかウキウキしていた。
「これで昴さんが居れば良かったけど…。
仕事じゃあしょうがないか…」
ちょっぴり寂しい気持ちもあったが、
普段は自分の方が公安の仕事だったり、
組織のメンバーから呼び出されたりして
家を空けることが多い。
さすがに文句を言える立場ではないだろう。
ふぅ〜。
もう一つため息をついて、気持ちを切り替えた。
最後に赤井の黒いシャツをカゴから取り出し、しわを伸ばすとハンガーに掛けた。
「あれ？」
物干しにハンガーを掛けた時、シャツのボタンが取れかかっていることに気付いた。
「乾いたら縫い付けておこう。」
そう思いながら、りおは空になった洗濯かごを持って、家の中へと入った。
夕方少し前、洗濯物を取り込む。
「ふふっ。気持ち良いくらいに良く乾いているわ〜。」
お日様の匂いがする洗濯物を取り込み、りおはご機嫌だ。
「そうだ、秀一さんのシャツ。ボタン取れかかっていたっけ。」
シャツだけソファーの背もたれにかけると、
他の洗濯物を手際よくたたんでいく。
たたみ終わった物を所定の位置に戻した後、
りおは裁縫道具を持ってリビングのソファーに腰を下ろした。
「さてと。」そう声に出すと黒い糸を出し、
それを針に通して玉結びを作る。
一旦針山に針を刺して、シャツを手に取った。
プラプラとぶら下がっているボタンを取ると、
糸くずをきれいに取り除いた。
そこに、今日一日出かけていた昴が帰宅した。
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aki(プロフ) - コメントありがとうございます！とっても励みになります！嬉しいです♪妄想の続く限り書いていきますので、この後もお楽しみ下さいませ。 (2019年11月30日 15時) (
レス) id: 19a1a08cff (このIDを非表示/違反報告)
かずさ(プロフ) - 本編も番外編もとても面白く、大好きです。毎日更新が楽しみにしています！これからも応援しています！頑張ってください！！ (2019年11月30日 15時) (レス) id: 189adfe0dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：aki | 作成日時：2019年10月21日 13時
