悪戯３ ページ41
りおはシャツの残りのボタンをはずす。
すると鍛えられた昴の体が露わになった。
鎖骨のあたりから、胸筋の境目にちゅっちゅっと
キスを落としていくと、昴が声を押し殺して
いるのが分かった。
「ッ！ ッ！」
体はだんだん前のめりになっていく。
「ッ！ りお！ 悪戯が過ぎますよッ！」
「ふふっ♪」
なおもキスは下へと下がっていく。
おへその近くにキスを落とした時、
噛み殺しきれなかった声が漏れた。
「ッん！」
「りおっ！ 頼む…手…外してくれ。
お前に触れたい。」
すでに昴を演じる余裕も無くしていた。
「ダーメ。もう少しだけ私の好きにさせて。
チョーカーとウィッグ、メガネは外して
あげるわ。今度は秀一さんにお返しを。」
楽しそうな笑顔を浮かべて、りおは次々と
変装を解いていく。
りおの手であっという間に、余裕のない
赤井秀一になった。
「わぁ…。なんか…こんな秀一さん見るの…
呼び捨てにして以来かも…いつも余裕
たっぷりなのに…」
そうつぶやいたりおだったが、当の赤井は
それについて心の中で完全否定していた。
『お前相手に余裕なわけないだろうッ！
余裕なさ過ぎて、毎回お前が落ちるまで
抱いてしまっているだろうがっ！』
そんな心の叫びを知らないりおは、赤井の
唇にキスをした。せめてもの抵抗なのか、
赤井の舌が唇を割って入ってくる。
そっと吸ってあげると「ん…」と小さな声が
漏れ聞こえた。
『あ…秀一さん…感じてるんだ…』
あまり見たことが無かった赤井の蕩けた顔を見て
りおは嬉しくなった。
「りお…頼む…もう勘弁してくれ。」
「これ以上は可哀想ね…」
しょうがないなぁ…と言いながら、りおは赤井の
手首にかかったゴムをつまんだ。
ただ手首にかけただけの髪ゴム。すぐに切ることも
外すことも出来るのに。
律儀にはめられたままでいるとは…
「優しいね…秀一さん」
するりと髪ゴムを外すと、その手首にちゅっと
キスをした。
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aki(プロフ) - コメントありがとうございます！とっても励みになります！嬉しいです♪妄想の続く限り書いていきますので、この後もお楽しみ下さいませ。 (2019年11月30日 15時) (
レス) id: 19a1a08cff (このIDを非表示/違反報告)
かずさ(プロフ) - 本編も番外編もとても面白く、大好きです。毎日更新が楽しみにしています！これからも応援しています！頑張ってください！！ (2019年11月30日 15時) (レス) id: 189adfe0dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：aki | 作成日時：2019年10月21日 13時
