悪戯２ ページ40
「りお！ 何を企んでいるんです？
悪い顔をしていますよ…。」
「たまには…良いかな〜」
「え？ な、何がです？ ちょ、りお！」
りおは昴に近づく。
自分の髪をまとめていたゴムをスルリと取ると、
後ろ手に昴の両手首にかけた。
「はい。これ私の大事な髪ゴム。切ったり
外したりしないでくださいね。」
「え？ え？」
「これから昴さんにハニトラ仕掛けます。」
「は？ 私にハニトラ仕掛けてどうするんです。
すでにあなたに落ちていますよ。」
「まま、そう言わずに。ごっこです。ごっこ。」
「ハニトラごっこって…。あなた何考えて…」
反論してきた昴の唇に触れるだけのキスをする。
離れる時にぺろりと唇の傷をなめた。
「っ！ りお？！」
ニヤリと笑ってリップクリームで潤った
昴の唇を食むように口づけた。
「ん…んん……」
昴が珍しく余裕のない表情を見せる。
それを見て気を良くしたりおは、
そっと手を伸ばした。
一番上までキッチリはめられたシャツの
ボタンを一つ、また一つと外していく。
3つ目まで外したところで両手でシャツを広げ、
鎖骨にキスをした。
「ッ！」
昴の肌がぶるっと震えたのが分かった。
そのまま首筋、耳たぶ…とゆっくりキスを
しながら上がっていく。
耳までたどり着くと『秀一…』と声を掛けた。
昴の体がビクッと大きく跳ねた。
顔を見ると、今まで見たことが無いくらい
赤くなっていた。
ふーッふーッと荒い呼吸をしている。
「りおッ！ こ、こんなことをして…後で
どうなっても知りませんよッ！」
「だって、いつも私ばっかり余裕なくて…。
秀一さんにやられっぱなしだし？ まずは
昴さんにいつものお返しを…と思いまして。」
お返し？ ハニトラどこいったんだ！
と昴は突っ込みたかったが、この状況では
無駄なあがきのようだった。
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aki(プロフ) - コメントありがとうございます！とっても励みになります！嬉しいです♪妄想の続く限り書いていきますので、この後もお楽しみ下さいませ。 (2019年11月30日 15時) (
レス) id: 19a1a08cff (このIDを非表示/違反報告)
かずさ(プロフ) - 本編も番外編もとても面白く、大好きです。毎日更新が楽しみにしています！これからも応援しています！頑張ってください！！ (2019年11月30日 15時) (レス) id: 189adfe0dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：aki | 作成日時：2019年10月21日 13時
