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(sideユンギ)
YG「おいっ！おまえっ！」
「…え？あたし？？」
はぁ、はぁ、こいつ、足早っ！
奥の方にあるバーカウンターに腰をかけた女にやっと追いつく。
YG「…舐めた音楽してんじゃねぇぞ」
最初はキョトンとした目で俺を見ていた女だがこの発言で一気に不機嫌な表情へと変わる。
そりゃあそうだよな、赤の他人に文句言われてんだ。
「あんたには関係ない…てかあんたずっとブースに居た人じゃん、DJ akagiの番待ってたんでしょ？行きなよ、今回してるよ」
YG「あぁ、でもどーしてもお前に言いたい。客がいる前であんな態度取るな、失礼だぞ。客にも、音楽にもな。人に見てもらってることがどれだけ貴重な機会なのか知れ！」
言いたいことは言えたから、じゃあなってDJブースに戻ろうとすると…
「…あの人と同じこと言うんだね……名前は？」
YG「…ユンギ」
KY「あたしはキョンリ。…ユンギ、ちょっと一杯付き合ってよ」
待て、俺はDJを拝みに来たんだ…
決して女と酒を飲むためにクラブへ来た訳じゃない。
なのに
YG「………一杯だけだぞ」
…
…
…
キョンリは強い酒を飲みながら教えてくれた。
ずっと憧れていたDJの先輩がいたこと
先輩もキョンリをすごく可愛がってくれていたこと
2人は付き合っていたこと
先輩は有名人だから付き合っていることを秘密にしていたこと
とても幸せだったこと
実は先輩が既婚者で子持ちだと最近知ったこと
それでも好きでしょうがなかったこと
先輩の家庭を壊すなんて勇気がなくて昨日自ら別れを切り出したこと
でももしかしたら先輩が引き止めてくれるんじゃないかと少し期待をしていたこと
思ったよりも別れは呆気なかったこと
自分で決めたことなのに未練があって苦しいということ
今日回していた曲は先輩がよく褒めてくれたもので思い出して辛くなったこと…
俺は他人だから気が楽だったんだろう。
全て泣きながら話してくれた。
→
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TATA - 更新STOPですか？とても面白いです！！ (2018年10月16日 22時) (
レス) id: 649136bebb (このIDを非表示/違反報告)
リン(プロフ) - Purinさん» 感想ありがとうございます！励みになります( ；∀；)ネタ考えるのがんばりますね！ (2018年9月24日 9時) (レス) id: 395fae7c59 (このIDを非表示/違反報告)
Purin(プロフ) - めっちゃ面白かったです！初めて見たかんじのジャンルでした！ものすごく続きが気になります！更新頑張って下さい( ＾∀＾ (2018年9月23日 16時) (レス) id: 47d8c67d21 (このIDを非表示/違反報告)
リン(プロフ) - teteさん» ありがとうございます！！お気遣い嬉しいです(*´ω`*)がんばります！ (2018年9月23日 13時) (レス) id: 395fae7c59 (このIDを非表示/違反報告)
リン(プロフ) - ジュンさん» 不定期ですが見守って頂ければ嬉しいです( ；∀；) (2018年9月23日 13時) (レス) id: 395fae7c59 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リン | 作成日時：2018年9月21日 21時
