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あぁ、やっとだ。
7年越しに夢が叶う。
「っ、ダメかな、」
「やっぱり、ちゃんとディナーとか用意しとくべきだった、よな。ごめん、その...」
いつまでも返事しない私に痺れを切らしたのか先に声を発したのは北斗くんだった。
返事に迷ってたんじゃなくって、ただこの7年。
いや、北斗くんと出会って恋をした10年の月日を思い返してただけなんだけど。
『結婚、したい！
ずっとせんせの、北斗くんのお嫁さんになりたかった、！』
「うぉっ、」
あまりの嬉しさに思いっきり北斗くんに向かって抱きついたら、予想だにしなかった展開に驚いたみたいでうまく支えきれなかったみたい。
「いきなり飛びつくなよな、笑
っていうか焦らすなよ..」
『ディナーもサプライズも何もいらない！
北斗くんと一緒に居られるだけでいい！』
「ん、俺もAと一緒に居たい」
「絶対幸せにするから」
『絶対幸せになるね』
10年越しの恋が愛に変わった瞬間だった。
『なんで、今だったの？急だね』
あの後、急いでご飯を作って夕飯を食べる。
プロポーズされた後だっていつもと変わらない生活が私たちらしい。
ふわふわの卵にデミグラスソースがかかったオムライスを口に運ぶ。
うん、今日も美味しくできてる。
そういえば、と口を開くと、別に急なんかじゃないよって北斗くんはちょっとムッとしてみせた。
「そろそろ言おうと思ってた。
準備室で話してた1年に言い寄られてた件だってそう。
内緒にしてるからそんなことになるんだと思って。
でもバラすなら付き合ってるじゃなくって、結婚するって報告にしたいなって思ったから。」
まさか、こんな形になるとは思わなかったけど。って苦笑い。
『...二度目のプロポーズは緊張した？』
オムライス、最後のひとくち。
上手に食べれなくって最後は残ったケチャップライスだけを口に運ぶ。
そして何気なく呟いた一言。
私ってなんでこんなバカなんだろうか。
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ミナ(プロフ) - びたーさん» コメントありがとうございます！一気読みしてくださっていたなんて嬉しい限りです＾＾卒業のシーンは思い入れの強いシーンなのでそう言っていただけて良かったです！新作もご用意してるのでもしよかったらご覧ください！ (2021年7月30日 13時) (
レス) id: 265878ec51 (このIDを非表示/違反報告)
びたー(プロフ) - ずっっっと気になってて今日やっと読めました！面白すぎて一気読みしちゃいました！ 卒業のシーン思わず泣きそうになりました(/_;) とても素敵な小説ありがとうございました！！！ (2021年7月26日 17時) (レス) id: 2487ef4d88 (このIDを非表示/違反報告)
ミナ(プロフ) - さくらさん» コメントありがとうございます！そう言っていただき嬉しい限りです＾＾これからも愛してくだされば幸いです！ (2021年5月15日 13時) (レス) id: 265878ec51 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - このお話ほんっとに大好きで何度も読み返してました（ ; ; ）素敵な作品をありがとうございました（ ; ; ）！ (2021年5月15日 8時) (レス) id: f807f5b3ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミナ
| 作成日時：2021年4月20日 13時
