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『結局北斗くんは何が言いたいの？』
「いや別に、」
『なんにもないなら、いいでしょ？』
「いや、そのそうじゃなくって、」
ｺﾝｺﾝ
何か伝えようとした北斗くんを邪魔する合図。
大「失礼しますー京本でーす」
ｶﾞﾗｯ
大「え、なに？2人揃って何してんの？
ヤラシイこと？家でやりなよ笑」
『ちょ、きょもちゃん！そんなんじゃないし！』
一瞬生徒かと思ってドキドキしたけど、やってきたのは旧友であり同期の京本先生。
って言ってもここは私と先生が使用してる古文の準備室だから2人でいるところを見られたって何も困らないんだけど。
むしろ私たちの関係を知ってるこの人に見られた方が厄介かも。
「ほんとだよ笑 つか、なに？用事？」
大「Aに用事。俺この後出張だから、今日のHRお願いするね」
『あ、うん。わかった！なんか伝えとくことある？』
大「いや、大事なことは今朝言ってあるから簡単に済ませといて？」
『了解です！』
お分かりの通り、私たち2人は1年のクラスの担任副担任を受け持ってる。
いつかの高地先生と北斗くんみたいな感じ。
2人とも教師になるべく頑張ってきたけど、実際こうやって2人でクラスを受け持つことになるとは感慨深いもの。
大「あと近々集まらないかって櫻子が」
『え、集まりたい！』
大「ん、じゃあまた他の奴らにも声かけといてよ」
『女の子達は任せて！たろちゃんにも言っとく！』
大「樹とジェシーは俺から言っとくよ」
『って言っても、カップル同士連絡行くだろうけどね笑』
大「慎太郎だけ話いかないと泣くからちゃんとしろよ？笑」
『わかってるって笑』
なんてやりとりをガサゴソファイル整理しながら聞いてる北斗くん。
入ってきたらいいのに。
大「松村もこの前はありがとね」
「ん？あぁ、っていうか松村言うな笑」
大「はいはい、松村先生は相変わらずお堅いんだから〜〜じゃね〜」
嵐のようにやってきて嵐のように去っていく。
自由気ままなところはひとつも変わってないきょもちゃん。
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ミナ(プロフ) - びたーさん» コメントありがとうございます！一気読みしてくださっていたなんて嬉しい限りです＾＾卒業のシーンは思い入れの強いシーンなのでそう言っていただけて良かったです！新作もご用意してるのでもしよかったらご覧ください！ (2021年7月30日 13時) (
レス) id: 265878ec51 (このIDを非表示/違反報告)
びたー(プロフ) - ずっっっと気になってて今日やっと読めました！面白すぎて一気読みしちゃいました！ 卒業のシーン思わず泣きそうになりました(/_;) とても素敵な小説ありがとうございました！！！ (2021年7月26日 17時) (レス) id: 2487ef4d88 (このIDを非表示/違反報告)
ミナ(プロフ) - さくらさん» コメントありがとうございます！そう言っていただき嬉しい限りです＾＾これからも愛してくだされば幸いです！ (2021年5月15日 13時) (レス) id: 265878ec51 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - このお話ほんっとに大好きで何度も読み返してました（ ; ; ）素敵な作品をありがとうございました（ ; ; ）！ (2021年5月15日 8時) (レス) id: f807f5b3ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミナ
| 作成日時：2021年4月20日 13時
