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入学から3ヶ月が経った。
私と先生の関係は何一つ変わらぬまま時だけが過ぎていく。
学生生活なんてあっという間だよなんて昔誰かが言ってたっけ。
そもそもあの先生の挨拶どおり、副担任なんてものは名ばかりで先生を目にするのは古文の授業のときくらい。
たまに担任の高地先生が出張だとかなんとかで居ない時にはホームルームに顔を出すこともあるけど、そんなの月に一回あれば良いくらい。
だけど私の先生への気持ちはといえば、それも変わらず特別なもののまま。
あの日のときめきは憧れとかそんなものだって自分に言い聞かせてはみるけど、やっぱり他の男子生徒とかましてや他の先生にも抱かない感情。
この感情に名前をつけるなら一つしか思いつかないけど付けたって悲しいだけだから付けてはいない。
櫻「Aにもいい人いないかねぇ、」
いつものごとく机を向かい合わせて2人でお昼ごはん。
私たちみたいにいつでも2人くっついてるようなところに新しく誰かが踏み込んでくることはもちろん無い。
..まぁ分かってたけど。
『いい人ねぇ、なかなかいないもんだよね』
2人してキョロキョロ教室を見回す光景がなんだか面白い。
すると教室の横の廊下を通り過ぎる先生の姿が目に入った。
『あ...』
櫻「まぁた、松村？」
『なっ、別にいいじゃん...』
櫻子にはやんわりと先生への好意のことを伝えたことがある..っていうかバレた。
あんた松村のこと見過ぎ。って..
櫻「だってあいつ結婚してるんだよ？
ないない見込みもないしそもそも誰かのものなんて無し。」
『分かってるってぇ....』
それからというものこんな風に毎回コテンパンにやられる。
私が間違った道に進まないようにしてくれてるのであって、これも櫻子の優しさなのは重々分かってるんだけど、
櫻「いい加減、慎太郎じゃダメなの？」
そう言って櫻子が顎で差すのは教室の真ん中で楽しそうに笑うたろちゃんの姿。
『ダメも何も、たろちゃんのことはそんな風に思ってないしたろちゃんも思ってないよ』
櫻「どうかなあ〜、もしかしたらもしかするかもよ？笑」
『いやいや..笑
小1の時からずっと一緒だよ、そんな風にみられないって』
ね？
なんてたろちゃんに視線を向ければちょうどこちらを見ていて、
何ーー？って大きな声が教室に響いた。
『たろちゃん声でかい！！笑』
櫻「そういうAもデカいけどね笑」
『うそ！やばいうつった！笑』
こうやって過ごす日々が楽しくてこれが私の幸せだって思ってた。
だけど人は欲深いものだ。
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ミナ(プロフ) - yuuuuuukaさん» コメントありがとうございます^ ^完結までまだまだありますので変わらず応援していただければ幸いです(^^)v (2020年8月24日 0時) (
レス) id: 265878ec51 (このIDを非表示/違反報告)
ミナ(プロフ) - じゅりのぺんぎんさん» ありがとうございます！高校2年生編ではまたまた一悶着ふた悶着あると思うのでお楽しみにしていてください〜！ (2020年8月24日 0時) (レス) id: 265878ec51 (このIDを非表示/違反報告)
ミナ(プロフ) - 宏凪さん» お返事遅くなって申し訳ないです..！更新ペース遅いですがこれからもご愛読いただければ何よりです(*´-`) (2020年8月24日 0時) (レス) id: 265878ec51 (このIDを非表示/違反報告)
ミナ(プロフ) - ここあさん» お返事遅くなって申し訳ないです！ありがとうございます〜！これからもよろしくお願いします^ ^ (2020年8月24日 0時) (レス) id: 265878ec51 (このIDを非表示/違反報告)
yuuuuuuka(プロフ) - ミナ様の作品どれも大好きです。更新楽しみにしています。これからどういう展開で完結していくのかワクワクしてます！更新頑張って下さい！ (2020年8月23日 22時) (レス) id: 8fc0637993 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミナ
| 作成日時：2020年7月29日 0時
