【クリムゾンクラン】裏稼業クランのプリンセス。 (ページ13)

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12話ページ13

sideA

シャオのタオルドライしてる。

シャオの髪は長いから全然濡れる。

シャオ｢腹減った。｣

A『もうちょっと待っててね。』

レオ｢結局2人で入ったのかな？｣

A『秘密～♪』

ルカ｢A。｣

呼ばれた。

A『なーに？ちょっと待っててね。』

シャオから離れると、

慌てて私を抱きしめる。

レオ｢俺、居るんだけど。｣

確かに珍しい…

A『すぐ戻ってくるよ。ね？』

そ、そんなうるうるした目で見ないでぇ…

A『あぁもう!!』

シャオの背中をトントンと軽く叩く。

レオ｢プリンセスはシャオには激弱だね。｣

A『だってぇ…』

可愛いんだもん。

可愛いとか言うと怒っちゃうから言わないだけ。

A『ドライヤーどこ置いた～？』

レオ｢さあ？ルカが持ってたからな。｣

もう…

あ、ルカに呼ばれたし丁度いいや。

A『ルカ～ドライヤーは？』

ルカ｢ん。この酒、どうした？｣

A『報酬でもらった。珍しい奴だし飾っとこうと思ってさ～。』

ドライヤーを繋げる。

ルカは珍しいお酒を注ぐグラスを吟味しに行ったよ。

A『シャオ～。おいで～。』

来ない…

まあいいや。

自分の髪を乾かす。

ドライヤーで聞こえにくいけど、何かが近づく音がする。

A『はーい。』

突進された。

A『シャオも髪乾かす？』

私のお腹で寝てないで。

ﾌﾞｫｫｫｫって髪を乾かす。

A『お眠？』

シャオ｢…ん…｣

寝そう…

A『シャオ～…せめてソファーで寝て～！』

シャオ｢…ヤダ。｣

マジ可愛いかよ…

A『シャ～オ♡』

シャオ｢…なんだ。｣

A『髪、乾かそ？ね？』

シャオ｢…｣

勝手にやろ。

シャオ｢…｣

シャオを起こして髪を乾かす。

A『うぉ！？』

押し倒してきた。

A『……』

シャオ｢…眠い。｣

A『乾かしてから寝ようね～。』

だいたい良いかな？

A『シャオ、寝ていーよ。』

いつも寝てるベッドに寝っ転がる。

A『おやすみ～。』

シャオ｢…何処行く。｣

A『何処にも行かないよ。』

シャオ、寝てても足音1つで飛び起きるから…

暇だなぁ…

レオ｢やあ。｣

？

A『…どうしたの(小声)』

レオ｢始めよ♡｣

良いのかな…

起きてないから大丈夫かな？

A『じゃあ行く。』

パタパタとリビングに行く。

レオ｢十暁に見つかったら殺されちゃうケド。｣

抱きつくな！誤解生む！

今だけは起きないでって切に願うよ！