end▶haruthiyo�� ページ40
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どれくらいそうしていたのか。
ひんやひした春千夜の手の感触を、私のお腹らへんで感じてはっとした。
『ストップ！一時停止』
「はあ？なんでだよ」
『なんでじゃない！今はだめ、絶対だめ』
春千夜は私の上に覆いかぶさって、半分ほど捲られたシャツから手を離そうとしない。
それを食い止める私に、当の本人はとんでもない仏頂面をかましてくる。
「ここまで来てしねぇとか正気かよおめぇ。生殺しだ生殺し」
『だめって言ってるじゃん！まだ怪我治ってないんだよ？大人しくしないと駄目だよ』
「んなの大丈夫だっつってんだろしつけぇな」
依然として私の服を引っ張る春千夜に、だんだん腹が立ってきた。
なんて聞き分けが悪いんだ、この人は。
こうなったら、これしかない。
『今日、無理やりそういうことするなら、もう一生！春千夜とはしません！』
「はあ？俺としたことねぇくせに、一度でもあるみてぇな言い方すんなてめぇ」
『あと、てめぇとか言ってくる男も無理。好きな人に対して使う言葉じゃありません。はい、どいたどいた！』
ぽかんとしている春千夜の隙をついて抜け出すと、じろりと睨まれる。
もう、そういう怖い顔するのもやめてほしい。
「ったく、やっぱAは思い通りになんねぇ」
『そう？春千夜のこと好きになってるじゃん』
「こちとら散々我慢させられてんだよ、ちっとはわかれや」
そんな事情、知らない。
というか、知りたくないんですが……。
『春千夜はもう少しお上品になったらいいと思うよ。なんかちょっと、がっつきすぎ』
「しょーがねぇだろ。おめぇが俺の周りウロチョロしてんのが悪ぃ。抱き潰したくなる」
『なにそれ私のせい？』
「それ以外ねぇわ」
無茶苦茶な理由を当然のようにかまして、春千夜はがははって笑ってる。
やっぱりだめだ。
この人の近くにいたら色んな意味で身がもたないなあ……。
まあ、そもそもここに安全な人なんていないだろうけど。
「さっきAが言った言葉忘れねぇから」
『なんだっけ？』
「治ったらするっつう話」
『ええー……、忘れてほしかった』
「俺のこと好きならいいだろーが」
好きだけど。
好きだから、軽々しくいられないんでしょーが。
そっちこそわかれよ、馬鹿春千夜。
なんて思ったところで、そんな繊細な気持ちなんか、この男にはわかりっこないかあ。
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蜜柑(プロフ) - 夢見心音さん» 夢見心音さん、コメントありがとうございます✨もっと素敵なココくん・春千夜を書けるよう頑張ります✨ (2022年2月23日 10時) (
レス) id: 6c0400a92a (このIDを非表示/違反報告)
夢見心音(プロフ) - ｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ好きです (2022年2月23日 2時) (レス) @page34 id: 6c0a89f163 (このIDを非表示/違反報告)
ちえ - 決して器用ではないけれど不器用で一途な一くんが大好きです💛💛💛 (2021年11月5日 16時) (レス) id: 0560ab194e (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑(プロフ) - ちえさん» ちえさんまたコメントありがとうございます！決して器用じゃないけど心配性で一途で神経質なココくんが好きです✨ (2021年11月2日 23時) (レス) id: 6c0400a92a (このIDを非表示/違反報告)
ちえ - そんなココちゃんの不器用部分も含めて全部大好き君のことが好きなんだ (2021年11月2日 18時) (レス) id: 0560ab194e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蜜柑 | 作成日時：2021年9月17日 18時
