end▶haruchiyo�� ページ34
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その一週間後。
私と春千夜は外出していて、今ちょうど梵天のアジトに戻ったところなのだが。
部屋の鍵を開けようと春千夜がカードキーをさした所で、その異変に気づく。
『春千夜、これなんかちょっとおかしくな、』
その瞬間、ドンッ、と鈍い音が耳を劈いた。
目の前で膝を着く春千夜。
『…………………………え？』
「っ、あああああああ！！！くそっ…………っ、テメェら！！！！」
ドアを開けた向こうにいたのは、こちらに銃口を向けて待ち構える知らない人達。
目の前で蹲る春千夜。
『……………………春千夜？、春千夜！！！』
どうしよう………！！！
何が起きてるの……………？？？
春千夜が撃たれた。
スラックスの右足がみるみるうちに赤く染っていく。
次、当たりどころが悪かったら。
悪い想像で溢れていく。
私はどうしたら………！！！
「A！！！！！」
『…………ココくん！！！』
＊
＊
＊
それから自分たちがどうやって逃げたのか、よく覚えていない。
ココくんが来て、春千夜と二人で銃で応戦して。
あたしもココくんから護身用に銃を握らされて、多分、3、4発撃った気がする。
命中したかは知らない。
記憶にない。
私たち3人は、命からがら必死で。今やっと、敵を撒いた。
『春千夜、春千夜！！！』
「三途！」
「……おい、二人して喚くんじゃねぇよ。聞こえてっから……。それよりA、怪我ねぇ、か……？」
春千夜のバカ。
なんでこんな時に私なんかの心配するの。
春千夜、撃たれたんだよ？
『私は大丈夫だよ、けど春千夜が……。今止血するから待ってね。大丈夫、春千夜を死なせたりしない』
「今、救急車呼んだからもう心配ねぇよ」
「あ？こんくらいで、病院、とか、余計なお世話なんだよ……」
『何言ってんの！？もう、無理して喋らなくていいから！』
私は傍にあったタオルで傷口を止血する。
それでも白いタオルがどんどん赤に染まっていくから、私は不安と恐怖でいっぱいだった。
救急車、早く来てよ。
神様、お願いします。
春千夜を死なせないでください。
口は悪いけど本当は良い奴なの。
ここで春千夜が死んじゃったら、私これから先どうしたらいいの？
大事な友達で仲間なんです。
お願いします、神様。
春千夜を助けて……！
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蜜柑(プロフ) - 夢見心音さん» 夢見心音さん、コメントありがとうございます✨もっと素敵なココくん・春千夜を書けるよう頑張ります✨ (2022年2月23日 10時) (
レス) id: 6c0400a92a (このIDを非表示/違反報告)
夢見心音(プロフ) - ｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ好きです (2022年2月23日 2時) (レス) @page34 id: 6c0a89f163 (このIDを非表示/違反報告)
ちえ - 決して器用ではないけれど不器用で一途な一くんが大好きです💛💛💛 (2021年11月5日 16時) (レス) id: 0560ab194e (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑(プロフ) - ちえさん» ちえさんまたコメントありがとうございます！決して器用じゃないけど心配性で一途で神経質なココくんが好きです✨ (2021年11月2日 23時) (レス) id: 6c0400a92a (このIDを非表示/違反報告)
ちえ - そんなココちゃんの不器用部分も含めて全部大好き君のことが好きなんだ (2021年11月2日 18時) (レス) id: 0560ab194e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蜜柑 | 作成日時：2021年9月17日 18時
